６年生までは、通常授業は関西大手塾に通いながら季節講習のたびにサピックスにお世話になっていました。６年生になるときにどの塾で受験期を迎えるか話をした際に、本人が望む志望校のこと、授業を楽しめているかを考えサピックスに転塾することとなりました。
　転塾を決めたときの入室テストの際には、テストを受けている息子とは別室にて、転塾に至った経緯について話をさせて頂きました。その後、テストの休憩時間に各教科の先生方から、本人と話をしていただいたこと感謝しています。
　転塾する前に、季節講習で慣れているつもりではありましたが、一番悩ましかったのは「家庭学習はどこまで？」でした。これまでの塾では、「出されたものは全てやるべし」だったのですが、サピックスでは毎回配られるテキストに対して、やるべき箇所、出来たらやるべき箇所が、各授業で異なりますのでお手上げでした。それもあって、基本は全て本人任せにしていきました。たまに、先生方からのコメントや送り迎え時のお話から、課題などをやってないときや抜けがあるときもありましたが、６年生のはじめからでも、本人に任せるようにして良かったとは思います。
　関西のサピックスは、クラスも少なく、また、１クラスの生徒さんの数も少ないので、関東のサピックスのような各テストでのクラス替えの心配などは少なかったため、マイペースにマンスリーテストや日々の授業内テストに臨んでいました。逆に、少ないが故に子供のノートや授業態度だけでなく、性格なども見ていてくださり、面談の際には志望校の提案だけでなく、日々の勉強のこと等も話をしていただき、大変ありがたく心強かったです。また、１年間仲良くして頂き、共に切磋琢磨して頂いた同じクラスの生徒さん方にも感謝しております。
　「テスト当日は勉強道具など持って行かずに今までで一番良かった過去問やテストを持って行って、俺は出来ると心を落ち着かせなさい」とアドバイス頂いていたにもかかわらず、息子は「今までで一番悪かった過去問を持って行って、俺はこのような失敗をしない！と思って心を奮い立たせる。また、１教科こうなっても他教科で取り返せる。」と先生からのアドバイスとは真逆のことをしていました。
　サピックスの皆様には、楽しい授業を通して中学受験は通過点であり、日常の一コマにしか過ぎず、これからも学びは続いていくことを教えて頂いたこと心から感謝申し上げます。