サピックスの先生方、受付の方、警備員の方、その他職員の方。親子ともども大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
　サピックスに入室したのは新三年生の始まりからで、それまでは毎月届く通信教育を毎日ためずにコツコツやっていました。初めのうちは緊張していましたが、楽しく通っているようでした。
　そして三年生のある日、息子は自分で夢を見つけました。突然のことに驚きましたが、私も夫も出来る限り息子のことを応援しサポートすることを心に誓いました。それからはその夢を叶えるため、息子は習っていたテニスとスイミングを中断して、より一層勉強に取り組むようになりました。
　高学年になる頃に夢の実現に近づける学校で息子が自分らしくいられる学校を見つけようと思いました。さぴあや、サピックスの保護者会での先生のお話を参考にして、複数の学校の文化祭や説明会等に行きました。文化祭で生徒さんに囲碁の相手をしてもらい居心地良さそうにしていた学校もある一方で、すぐ帰りたがる学校もあり、足を運んでみないとわからないことがあるのだと実感しました。
　いよいよ受験学年になっても、成績は振るわず何かがかみ合っていないようでした。スポーツも勉強も自分のものにするまで時間がかかるタイプなので、この調子で受験本番に間に合うのかやきもきしました。
　それまでは質問教室に行きたがらずにいましたが、夏期講習頃から頻繁に行くようになりました。夏休み中の目標について先生にアドバイスをいただいていたので、目標達成出来るようスケジュールと健康管理に気を遣いました。
　面談の際、息子に合いそうな学校は他にあるか尋ねたところ、いくつかの学校をご提案いただき、帰宅してから家族でその学校のＨＰを見てみると衝撃が走りました。この学校だ!!と確信しました。それまで第一志望の学校はあれど、家族内で温度差を感じていたのですが、その学校に関しては知れば知るほど夢中になって、家族全員が希望に満ち溢れました。熱望校とはまさに…！
　秋からはその熱望校に向けて死に物狂いで頑張っていました。過去問は数えきれないほど解いて、苦手な箇所を補強するためにサピックスの志望校別のコースと単科の見直しもしました。テレビはニュースと天気予報くらいしか見ませんでした。
　そうして第一志望で熱望校であるラ・サール中学校に合格をいただけました。
　模試の判定は良かったことなど一度もなく、親として本当に苦しかったですが、ＡＫＢを胸に息子とサピックスを信じてきてよかったと心から思います。お守り校は結局受験せずに終わりましたが、その存在は確かに支えになっていたと思います。
　春から息子は私の手を離れ鹿児島で自分で学び、考え、生きていきます。
　I wish you all the best in your future endeavors.