受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 聖光学院中学校

大逆転受験の最後の鍵となったもの

M.Aさん お子さんの名前 Dさん

 第一志望校から繰り上げ合格のご連絡を頂いた我が家の大逆転中学受験を振り返り、どなたかの参考になればと思います。
 環境の変化に敏感な息子に本格的な授業が始まる前に通塾に慣れて欲しいと3年生の夏期講習からSAPIXにお世話になりました。
 5年時は週3日SAPIX、週4日サッカーと過密なスケジュールでしたが、「時間は有限で何に時間を使うかは自分次第で時間は作るものなんだよ」とサッカーの監督に言われたことを教訓に時間の使い方を本人が考え、家庭学習をこなしていました。
 息子の性格上、家庭学習を積み残すことを絶対に嫌がり時には泣きながら机に向かったりサッカー遠征の移動中に勉強していましたが、そこまで頑張れた理由を考えてみました。
①SAPIX愛の強さ
 入室当初からSAPIXの授業が楽しくて仕方なく、先生方が大好き過ぎてずっと先生たちと話していたいと最後は言っている程でした。また、クラスの変動が少なかった為徐々に周りのメンバーもある程度固定化したことで互いに励まし合いながら切磋琢磨出来る仲間に恵まれたことも息子が頑張る原動力になりました。
②質問教室の利用
 息子は自力で解きたいという気持ちが強い性格の為、私が教えることはほぼなく、自走する受験スタイルになりましたが、学年が上がるにつれ解説を読んだだけでは理解できないことが増えました。その状況下でも自分が習った先生ではないからとSAPIXの解説動画視聴も拒否するので質問教室へ行くよう促しますが、あの部屋に入ったら二度と出ることが出来ないから怖くて行かれないと拒否していました。ところが、6年になるとそうも言っていられず友達を誘って恐る恐る行ってみると、そこは息子にとっては最高の場所で受験直前まで質問教室の主のように居座ることになりました。また、なぜそうなるのかを自分にきちんと落とし込まないと理解が進まない性格もあり、先生方を困らせたことも多々あるかと思いますが息子の思いに真摯に向き合って下さったこと感謝致します。
 このようにSAPIXを好きになると授業に積極的に参加出来るようになり集中して授業を受けることが出来ます。質問教室を利用すると疑問点がなくなる上に先生方や仲間達と更に親交が深まり更にSAPIXが好きになるという好循環が生まれます。
 大好きな先生方に良い報告をしたいという息子の強い思いが最終的に第一志望校への扉の鍵となってくれたのではないかと思っています。
 最後に、国語男子な息子が直前まで苦しんだ算数が受験期にピークを迎えたであろう結果になったこと、算数科の先生方に心から感謝しかありません。算数が不安過ぎる私の話を2年間いつも延々と聞いて前へ導いて下さった先生と嬉し涙の中笑って最後にお話し出来たこと一生忘れません。SAPIXに出会えて親子で最高に幸せでした! 息子に関わって下さった全ての方々に御礼申し上げます。

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