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進学校 ▶ 聖光学院中学校
受験生活で得たもの
Y.Oさん ●お子さんの名前 Sさん
受験生活最後の半年は忘れ得ぬ時となりました。受験結果以外に親子で得たものは何かと問うと、精神論で恐縮ですが、「向き合う気持ち」と「言葉の力」でしょうか。
「お母さんの言い方は反論の余地を与えてくれない」――穏やかで口下手な息子の、思いがけなく大人びた一言に言葉を失ったのは6年生9月も終わりの頃。「睡眠・栄養・笑顔の三点セット」と心に念じながら接してきたつもりでしたが、この時期になってもゲームに翻弄され、過去問への取り組み姿勢にもイライラ、責める口調になってしまった私の言葉に対する痛烈な一撃でした。どう話せば届くのか考えること3日間、「向き合う気持ち」を身に付けてほしいと思いながら、息子に向き合えてなかったのは私だった? そんな思いもこみ上げてきました。ごめんねと共に私の思いを伝え、返ってきた言葉は「ありがとう」。そこから自分の受験に変わりました。私がサポート不可能な算数については特に前向きになり、塾後に「教えてもらったスーパー分かりやすい解説を再現してあげる!」と、得意気に説明してくれることもありました。そんな息子を見て、同じ言葉でも先生から言って頂いていたら違ったのだろうなと、役割分担の重要性を再認識しました。私たち親子同様引っ込み思案な方がいらしたら、是非勇気をだして相談してみて下さいね。
「言葉の力」――先生方の授業や少しだけ授業から離れた言葉、子どもの頃のお話、大人になってからの失敗談、世の中のこと、目から鱗が落ちるような切り口、言葉のセンスなど、息子は大いに感性を刺激され、彼の中で礎となっていく様子が見えるようでした。また、国語の文章の続きを読みたいと言うことや私の感想を聞いてくることもありました。言葉を通して思いが心に届くようになったのだと思います。先生方のお話や教材の文章が琴線に触れ、迷った心に手がかりを与え、私も前に進む力をもらいました。競争心のない息子がSAPIXでやっていけるのかと思っていた時期もありましたが、授業を通して大きな成長を遂げた様子に、競争心がなくてもSAPIXで本当に良かった、そうお伝えしたいです。
2月5日、チャレンジ校の不合格を確認した息子に、走りきれた?と聞いたところ、「未練はあるけど悔いはない」。安心しました。その後、運が味方し、繰り上げ合格でご縁を頂きました。この先は試練が待っているかもしれませんが、でも、そんな時には「向き合う気持ち」を思い出し、「言葉の力」に助けてもらい、進んでいってほしいと願っています。
最後になりましたが、心に届く授業をして下さった先生方、笑顔で接して下さった受付の方、寒い中でも見守って下さった警備の方、ご一緒してくれたお友達、たくさんの出会いと支えて下さったことに深く感謝申し上げます。そして、これからも多くのお子さんを導いて下さることを心から願っております。皆様の思いが届きますように。
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