受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 聖光学院中学校

親子で歩んだ3年間

K.Yさん お子さんの名前 Kさん

 SAPIXに入ったのが4年生夏期講習からです。4~5年生時アルファベットのクラスからスタートして、テストのたびに割と順調に昇級します。そのときのテーマは「伸びしろしかないぜ~♪」と楽観的でした。
 6年に入り、6月の個別面談で「あれ? 2月1日は開成中を志望していいのでは?」となりました。神奈川県住まいの私たちは第一志望聖光学院中でしたが、開成クラスでの実力をつけることを狙いました。そこまでは順調だったのです!
 夏期講習が終わって、秋のサピックスオープンのころにスランプがやってきます。身体の成長からか眠ってばかり、それを指摘すると心は反抗期、家での学習が捗らず、SAPIXの通塾時以外の学習をしないのです。学校別SOでも、開成、聖光学院の模試成績は惨憺たるものでした。合格力判定SOの成績も下降気味で、当初の受験校を変更しなければならないかと本気で思っていました。このときのテーマは「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。けれど水辺に連れて行き続けよう!」でした。
 算数の弱点補強として、父親の私と場合の数テスト対決をしていきます。子どもにとってはゲーム感覚でクリアするのが楽しかったようです。(ほぼ父の負けでした!)
 成績的には不安ななか正月特訓も終わり、前受け校の受験結果で潮目が変わります。合格いただいた学校の順位をみて、本人に思うところがあったようです。1月の小学校はお休みしていたので、体調確保とともに直前対策をそこから開始します。算数超図形プリント、SS開成と土特の聖光対策プリント、両校の過去問をやり直します。過去問(数周目)で合否ラインを超えるようになったのはこの頃です。
 2月1日からの受験本番を迎えましたが、それほど緊張はなかったようです。とはいえトップ校のため手応えはなかったらしく、2月3日の2校合格発表では「え、え、え?(ホントに合格なの?)」と二度見、三度見する状態でした。そのあとで嬉しさを実感したようです。最終結果は4戦全勝とこれ以上ないものでした。開成中合格は本当に望外でした。
 最後になりますが、志望校の見学・説明会に行って進学した際のイメージを持つことと、最後まで望みを捨てないことが重要かと思います。教材まとめを全面的にやってくれた、息子のよき理解者の妻(母親)に感謝です。また、SAPIXの先生方は息子のことを信頼いただき導いてくださったことに心から感謝申し上げます。あと、1月に伸びる子もいるというのはホントでしたよ。おわり。

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