父「隠れてYouTube見てただろ？」
　息子「え、見てないよ。」
　父「嘘つくな！ 履歴見ればわかるんだよ！」
　このバトルを何度繰り返したことでしょう。
　また、ゲームの時間を決めても守らず、注意すると逆ギレされ、喧嘩になることもしょっちゅう。隙あらばゲーム、YouTubeに走ろうとする息子にイライラする日々でした。
　６年生の夏までは大好きな野球も続け、日曜は野球、平日夜は友だちと夜練、ランニング、という生活を送っていました。
　そんな息子が全勝で受験を終えることができた勝因は３つあります。
　まず、サピックスの充実したカリキュラム＆テキストと、先生方の面白く為になる授業です。息子は授業は真面目に受けていたらしく、家でも授業の話をよくしていました。授業中の小テストで良い点数を取れるように最低限の復習はしていたので、その積み重ねが力になったと思います。
　次に、特にＳＳ早大学院コースの仲間たちの存在です。クラス内で上位に入り、１列目に座るべく、日々争っていたため、特にＳＳが始まってからは自ら勉強に励む姿が見られるようになりました。冬休みには「冬休みって最高だよね！ 毎日塾があるんだもん。塾で友だちと話したり、点数を競うのが楽しいんだよね。」と発言。切磋琢磨する仲間たちのお陰で、勉強するモチベーションが保てている様子でした。
　最後に、直前期にやった、知識定着学習です。漢字の要、理科・社会のコアプラスで間違えた問題にチェックを付け、チェックを付けた問題を再度やる…というのを毎日各科目10分ずつ繰り返しました。
　栄東の東大特待合格で勢いを得たかに思えた息子ですが、２月１日の夜、第一志望の早大学院で算数ができず、泣き出してしまいました。私が励ましても落ち着く様子はなかったので、サピックスに電話をして先生方に声をかけて頂いたところ、電話が終わった頃にはすっかり平常心を取り戻し、２日の城北、３日の慶應中等部も無事に合格を勝ち取ることができました。
　サピックスなくして我が家の合格はなかったと、心から感謝しております。本当にありがとうございました。