- Top
- 学校紹介/入試情報
- 2025年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡
- 目黒日本大学中学校 進学:共学校
最新中学入試情報
進学校 ▶ 目黒日本大学中学校
障害を乗り越える息子を支えていただき感謝します
S.Mさん ●お子さんの名前 Tさん
息子は先天性の重度難聴というハンディキャップをひとつずつ克服してきた子です。生後5か月からの補聴器装用と聾学校での幼児療育から、普通の幼稚園への編入と公立小学校の普通級進学を経て、「ごく普通」な子どもとなりました。この「ごく普通」な生活を続けられるよう、大学付属の中高一貫校を目指しました。
はじめは入学準備体験講座を受講し、新1年生からの入室を希望しましたが、難聴への配慮が難しいとの理由で当時は入室が叶いませんでした。その後3年生から別の校舎へ入室し、新4年生からはさらに別の校舎へ移動して学習を見ていただきました。
難聴のために読唇で聴き取りを補っている息子は、新型コロナの蔓延でマスクが必須になった環境で授業での先生がたのお話を聞き取れなかった影響も尾を引いたのか、成績はなかなか振るわないまま6年生を迎えることとなってしまいました。
志望校選びでは、難聴児を受け入れていただける学校を見つけるために、私学フェアなどへ通い、多くの学校の先生にお話を伺いました。意外にも、難聴児の受け入れ経験がある学校や受け入れを前向きに考えていただける学校が多くありました。その中でも印象的だったのは6年前から大学付属校となった進学先の学校です。サピックスでの偏差値は低いのですが、たいへん面倒見がよく、自主的なフィールドワークやプレゼンテーションを中心にした問題解決力などを重視している教育方針が、息子の興味と合うと感じました。(それでも大学付属校を中心に偏差値表をにらみながら1月後半のぎりぎりまで志望校を迷うこととなりました。)
本来なら追い込みが始まるはずの12月にも問題が起こりました。最後のサピックスオープンの朝に息子が強い腹痛を訴え、尋常ではない痛がりかたのため、テストをあきらめて診察を受けたところ、急性虫垂炎疑いで入院となりました。幸い投薬の効果があり、手術をせずに1週間で退院となりましたが、入院期間中は思ったように勉強できない状況で焦りが募りました。
焦りを抑えつつ、冬期講習と正月特訓で始まった最後の1か月は、とにかく基礎問題を落とさないことに集中しながら、やっと過去問題に手を付けて受験する可能性のある学校の過去問題を3年分こなすことで本番に備えました。この時にチャレンジ校とした学校の過去問で8割の得点をとれたこともあり、親として欲が出てしまい息子にかなり無理をさせたと反省しています。結果は、3校を受験して合格を頂けたのは進学先だけということとなりましたが、息子としてはかなり満足してくれたようです。
3年にわたって指導いただいた校舎の先生がたには、多くの障害を乗り越えてくれた息子を最後まで支えていただき大変感謝しています。
2025年度中学入試 受験体験記 | 男子校 | 女子校 | 共学校 |
---|
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎