受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 西大和学園中学校

7年間の通塾生活

Y.Kさん お子さんの名前 Aさん

 我が家には2歳差で、長男、長女、次女3人の子供がおり、ようやく3人目次女の受験を終えたので、7年間の通塾生活を振り返ります。
 3人とも新小学4年生の2月にサピックスに入室。入室前の習い事は囲碁、ピアノ、水泳。勉強については小学校のみという状態でした。
 長男の初回授業が算数で、まだ学校で習っていない小数の計算ができなかったが、とても楽しい授業だったと目を輝かせて帰宅し、興奮したまま翌日、熱を出したほどでした。
 家庭学習の取り組み方は三者三様ですが、3人揃って授業が楽しいといつもテンション高く塾から帰宅していました。

 我が家では「中学受験はゴールではない。受験は自分で決めることなので、真剣に取り組まないなら塾はやめる。無理はしない。睡眠時間は削らない。」と話していました。

 長男は素直で、先生に言われた課題をほぼ全て取り組み、基礎トレも毎日自分で採点、直しまでしていました。私も声掛けのみで、ノータッチ。息子から漢字の丸付けをして欲しいと言われた時のみ丸付けをしていました。
 コロナで授業がなくなったり、オンラインになったり、イレギュラーなこともありましたが、無事に志望校合格。
 長女は家庭学習は気分次第。基礎トレは答えを写す、テストが悪いと少し勉強し、次のテストは持ち直す。良くなると油断してまた下がるの繰り返し。そんな長女も小5の秋に行きたい学校を見つけてから、人が変わったように家庭学習に取り組み、念願の志望校合格。
 次女はさらにマイペースで、授業は真剣に受けていたようですが、家庭学習はやったりやらなかったり。何度、塾をやめたらと言ったことか…。志望校もなんとなく決め、そのまま必死になることなく、淡々とマイペースのまま、なんとか志望校合格。
 子供達の勉強を夫や私が見ることはありませんでしたが、何を習ったかなど話はいつも聞いていました。
 下2人については、基礎トレの解答を切り取って私が採点していました。 基礎トレは1日10問だけど、1年間で3650問、3年だと1万問以上だよ。それだけは、毎日取り組むようにと言い続けていました。
 三者三様の取り組み方でしたが、それぞれの形で自分で勉強するということを学んでくれたと思います。

 関西のサピックスは少人数でとても手厚く、子供達の個性や状況に合わせて適切なアドバイスや声掛けをしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
 アドバイスもただ合格するためではなく、中学入学以降のことも考えてアドバイスいただけて、とてもありがたかったです。

 次女の受験の日、上の2人が「楽しんでね~」と送り出してくれて、この中学受験を楽しめる子供達は素晴らしいと思うとともに、勉強の楽しさを教えていただけて、サピックスでの日々は子供達の宝物になりました。
 7年間お世話になった、たくさんの先生方、受付の方に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 前の体験記 | 共学校目次に戻る | 次の体験記 

2025年度中学入試 受験体験記 男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ