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進学校 ▶ 渋谷教育学園幕張中学校
人生の糧に
Y.Yさん ●お子さんの名前 Sさん
開成中の合格発表、そこに息子の受験番号はなかった。
サピックスには新2年生のときに習い事感覚で通塾するようになりました。サピックスが大好きで、5年生の夏頃までは偏差値60くらいを維持していました。しかし夏休み以降の成績は右肩下がり。もともと習い事感覚で始めたこともあり、漫然と勉強をしていたことが原因の一つだろうと思います。早めにオープンキャンパスなどで本人が行きたいと思える学校をいくつか見つけられていたら良かったと思います。
5年生の冬休みに転機が訪れました。どこの学校に行きたいか尋ねると本人が開成中に行きたいと言うのです。「みんな志望校に向けて山を登り始めているのにまだ山の麓にいるじゃないか。この差が縮まるように冬休みに努力してみなさい。」と話しました。冬休みに頑張った結果、新6年生の組分けテストで初めて一番上のクラスに入ることができました。「僕はこの仲間と同じ中学に行きたい!」と真剣に言い出し、その後はほぼ一番上に定着。クラス落ちをしたくない思いが息子の原動力でした。ただ、相変わらず家庭学習をサボることも多く、最後まで暗記科目から逃げてしまったように思います。
算数が大好きな息子の算数の偏差値は平均して70を超え、6年生の志望校判定サピックスオープンでは筑駒も合格可能性80%に。11月の面談で筑駒、灘の受験も勧められ、受験する学校が最終的に決まりました。
一発勝負の中学受験は小6の子供には相当なプレッシャーだと思います。親にできることは確実に受験できるように準備をするところまでで、校門で小さな背中を送り出すとき、心の中でガンバレと応援しながら見守ることしかできません。
1月受験は栄東、灘、渋幕と次々と合格。その調子で2月受験もと思いましたが失速。得意の算数で痛恨のミス、大問一つを落としてしまったのです。そして筑駒も不合格。厳しい現実です。努力が報われた子、逆転合格した子がいる一方で、受け入れがたい事実を受け止めなくてはならない子もいます。親子とも合格できると楽観的に考えていたので現実を受け止める準備がまったくできていませんでした。改めて渋幕について調べ、この学校の良さを理解し、今では良い進学先に決まったと考えています。予め受験する学校のことをもっと知っておくべきだった点は反省点です。
受験体験記は第一志望に合格した体験記で埋め尽くされると思いますが、第一志望校に合格できてもできなくても人生はまだまだ続きます。サピックスに通い、良い仲間、素晴らしい先生に巡り合い、朝早くから夜遅くまで共に学び、驚くほどの知識を身につけ、難しい問題が解けるようになった努力、合格した喜び、挫折した悔しさ、どれも息子にとっては人生の糧となると思います。中学でも新たな仲間にめぐり逢い、切磋琢磨して、未来に向かってもらいたいです。
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