「胃から出血してる…。どおりでお腹痛がるわけだ。」２月２日朝食をほとんど食べずに渋渋受験に行きました。麻布の前々日には５回嘔吐し（元々ストレスには弱いけれど）北嶺の前日には39度２分発熱しました。コロナインフル陰性ですが受験どうしましょう？と北嶺の副校長先生に電話した（北海道に！）のも今では良い思い出です。
　うちでは体調不良があっても本人の目に諦めない強い光がある限り受験やめる？とは口に出しませんでした。受験結果がどうであれ、入試という土俵に上がらなければ三年間の努力と成長の結実を収穫する事はできませんから。後悔はさせたくないのです。
　理科に関しては何も言う事はないですね。知らない事ないんじゃない？と理科の先生に太鼓判を押され、理科の難関、広尾学園の医進・サイエンス及び本科コースを組み合わせました。１月になって広尾の過去問に取り組み２０２４年の理科・算数が解けなくて悔し泣きしていました。この子には泣く程の入試に勝つ気概が胸中に燃えているんだと感動したのを覚えています。
●併願校対策が第一志望合格の鍵に
　麻布や筑駒は問題に特色があったり計算処理能力が求められサピックスでも十分対策して頂けます。栄東や広尾学園、渋谷渋谷は傾向が違うので自分で違う解法で解いてみたりいろいろ研究をして自分のものとして消化しなければなりません。丁寧に何回も。その経験が渋谷渋谷合格や麻布合格の鍵になったように思うのです。過去問を十年分やるより今年のトレンドはこれとある程度当たりをつける（ヤマをはる）事も大事と考えます。最上位クラスに上がった時私も微力ながら（渋沢栄一等２題程ヤマ当てました）協力しました。
●得意分野から苦手分野を克服
　広尾の国語大問１は必ずうちの子の苦手な語句が出ます。○○めしい軍隊→誤いさめしい、正いかめしい軍隊。いかめしい～あ～北海道の駅弁いかめし食べたい。鉄道オタクがこんな所で役立つとは。ね○○ろな仲。そちも悪よのう。お代官様こそ。悪徳商人が賄賂を悪徳代官に渡す仲よ。あっ田沼意次の賄賂政治だ！ 得意の社会から国語へ。
●模試は受けて受けて受けまくりましょう
　時間配分や捨て問題を判断する力は様々な模試を受けまくる事で急成長できます。本番の午前午後ダブル受験も模試のダブル受験で鍛えていた方が安心です。
　まだまだ伝えたい事はたくさんありますが受験後サピックスに集合して同じ苦楽を共にした友達にわちゃわちゃにされてもとびきりいい笑顔で、先生に喜ばれ、彼はきっと世界をしょって立つ大物になりますよとおっしゃって頂き感謝感激でした。サピックス最高！ 有難うございました。