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間違いだらけの受験生活
A.Uさん ●お子さんの名前 Yさん
6年生夏期講習前のテストで過去最低の成績を取り、クラスが4つも下がってしまった。いつもは楽観的な娘もさすがにショックを隠せない。何で大事なこの時期に… いや、完全伴走型の我が家、親が立てたスケジュールを義務的にこなす毎日、解き方を覚えるだけの勉強… 当然の結果だった。すぐに担当の先生から励ましのお電話があり、「受験体験記に書く良いネタが出来たと思って下さい」と慰めて頂く。
娘が塾へ行くと、先生方が次々とお言葉をかけて下さったという。「夏前に成績を落とした子は必ず第一志望に受かるから!」「君は必ずこっちのクラスに戻って来る、待ってるぞ!」後日先生から伺った話だと、娘は涙をボロボロ流していたらしい。よく「サピはドライ」と言われるが、必要な時には必ず手を差し伸べて下さるのだと痛感した。
先生方のお陰で、娘は腐る事なく夏期講習を乗り切る事ができた。親の伴走は程々に…と分かってはいたが、理解の取りこぼしを防ぐ為、解説動画を見ながら一緒に勉強した。ブロック内で一番上のクラスに上がり、その中で最前列をキープする事を目標に、毎日配られるテキストに懸命に取り組んだ。長く熱い夏期講習を終えた後のテスト、娘は何とか成績を戻すことが出来たが、私は帯状疱疹に… トホホ。
ここまで親が必死に伴走してきたものの、SSが始まるとついて行けなくなった。特に、最も重要となる算数に関しては完全に放置。娘の座席位置は段々と後ろに下がり、あと少しでクラスが落ちる…という所に来てようやく、娘が危機感を抱く。気づくのが遅過ぎた感は否めないが、きちんと復習をすれば翌週のテストで点数を取れる事を学んだ娘は、10月半ばにしてようやく、自ら復習するようになった。
最も伸びたのは冬期講習・正月特訓だったことは間違いない。今まで学んできた事がようやく、形になり始めていた。1月に入ると過去問をやってはいけないと言われていたので、学校別SOを解き直させた。元が低すぎたのもあるが、算数の点数は倍以上に伸びていた。
私は受験生の親として全くダメだったと思う。手を離さなければいけない、と頭では分かっていても、成績が下がるのが怖くてつい一緒に勉強してしまったし、やる気を出さない娘にイライラし、何度も「受験なんてやめてしまいなさい!」と怒鳴り、反抗期の娘との親子喧嘩は絶えなかった。第一志望校受験を前に、「この受験生活は間違いだらけだったのかもしれない」と私が弱音を吐くと、普段傍観に徹していた夫が「正解は家庭の数だけあるよ」と言った。夫の言葉通り、私達の間違いだらけの受験は第一志望校合格という大正解で終える事が出来た。
未熟な親子が苦しみも喜びも共に分かち合い、ぶつかり合い、サピの先生方に助けて頂きながら摑んだ合格。こんなにも親子一緒に努力をするのはこれが最後かもしれない。娘よ、素晴らしい経験をさせてくれてありがとう。
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