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進学校 ▶ 女子学院中学校
母娘の伴走
R.Mさん ●お子さんの名前 Kさん
中学受験は、私のようなダメな母親には大きな試練だった。
6年生の9月には、予想通り受験勉強が本格化し、娘のスケジュールや模試の結果をこまめに把握しなければならなくなった。ちょうど自分自身も仕事が多忙になり、娘の伴走との両立に苦しんだ。仕事の責任と6年間娘が続けてきた受験勉強との狭間で、自分の中学受験以上のプレッシャーを感じていた。
第一志望校の女子学院(JG)では、国語で随筆が出され、社会では時事問題を含めた難解な問題が多く、これら得意教科は得点源にならない。苦手な算数や理科の強化が必要だった。その支えとなってくれたのは、やはりSS特訓だったのではないかと思う。SS特訓が始まり、友達にも恵まれ、娘も合格したいという気持ちが強くなっていったように感じた。
一方で、過去問で合格最低点がとれない娘に、苛立つことがしばしば。12月になっても、苦手科目・分野が克服できず、反抗期もあって、口論することも増えてきた。
1月には一日一日のスケジュールを組んだ。朝からJGの算数・理科の過去問、豊島岡の算数過去問、午後はSSの復習や基礎トレ3回分、夜はJG国語の過去問。終わったら点数をメールするようにさせた。娘をなかなか信頼することができないダメな母親なのに、娘は家で一人、それをコツコツとこなしていた。
1月受験の前日も母娘で口論となり、怒りのあまり、彼女のお気に入りのペンを床に投げつけていた。1月受験の帰り道、開口一番「落ちたと思って」と言われ、なんて返したらいいのか、余りにあっさりした娘に苛立った。2日後に出た結果は合格。職場で確認して電話をしたところ、すでに発表を自分で確認していた娘の嬉しそうな声がそれまでの苛立ちをすべて消してくれた。
2月1日は女子学院の受験。1月受験の反省から、怒らないように心がけていた。ストレスと緊張で数日前からほとんど睡眠がとれない日々が続いていた。帰ってきた娘が2月3日の豊島岡受験は止めると言い出し、またも大喧嘩。なんだか逃げるような娘にイライラしたが、娘の意思は固く、折れるしかなかった。冷静に考えれば、1月受験で合格していたので豊島岡を受験する必要はなかったのだが、私自身が冷静ではなかった。
2月2日は白百合学園の入試。私は娘を送ってから一度職場に行き、受験後に待ち合わせ。夫と帰ってきた娘と女子学院の合格発表を、百貨店の片隅で見た。合格を頂いて、娘のことばは、「お母さん嬉しい?」だった。こんなダメな母親に伴走してくれたのは娘だったのかもしれない。
私の不安をいつも優しく受け止めて的確にアドバイスを下さったSAPIXの先生方には、心から感謝申し上げます。なかなか上手に伴走できなかった6年間ですが、そんなお母さんもいるのではと、恥を忍んで書かせていただきました。これから大変な時期を送る御父母の方々に少しでも参考になればと思います。
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