２月１日 21時21分（心の準備ができず、21時の合格発表から21分経過時）に吉祥女子の受験結果のサイトにアクセスをし、「合格おめでとうございます。」の文字を見て、私と娘の中学受験は見事に有終の美を飾りました。これはまぎれもなく奇跡であり、人生で最も興奮した瞬間となりました。
　娘は小学３年生からサピックスに入室をし、４年間通いました。４年生までは、真ん中より上のクラスにいたのですが、５年生から勉強しない期間があったことで、一気に下位のクラスに落ちてしまいました。６年生になって、再び勉強を開始したのですが、なかなかクラスもあがらず、サピックスオープンでも第一志望の吉祥女子の合格可能性は、一度30パーセントをとった以外は、すべて20パーセントでした。また、過去問を解いてみるものの、一度も合格最低点に満たない状況で、かつ合格最低点から20～30点差がある状況でした。特に算数や国語は苦手で、偏差値が40台であり、誰がみても合格は、非常に難しい状況でした。
　このままでは合格はないと、テストの直しを一緒に行って、弱点を把握し、わからないところは、質問教室に行って質問する習慣を促し、娘だけではなく私自身もどうしたら娘の成績が伸びるのかを常に考え、親としても悔いのないよう、伴走を試みました。
　成績が伸びてきたのは、受験の２～３週間前で、 １月に入ってからは、小学校をお休みし、塾に通っている以外は、常に勉強をしておりました。塾がない日は朝の９時から夜の23時まで食事以外は常に勉強をしていました。

　具体的に、以下の勉強が効果的だったと考えます。

１ ＳＳの復習を何度も行い、完璧にする

２ 分からない問題はコピーをし、ファイリングを行い、そのファイルを何度も見直して、定着させる

３ 苦手な算数・国語に関しては、吉祥女子の過去問の傾向に似た学校の過去問を特定し、毎日１校分の問題を解く

４ 毎日基礎トレーニング、理科・社会コアプラスの見直しを行う

　そして、今回合格した最大の要因は、なにより娘の頑張り、人間としての成長に伴うものであると考えております。最後の最後まで諦めず、弱音を吐かず、周りのアドバイスを素直に吸収し、地道に頑張ってきたことで、最後の最後で成績が伸びてきたものだと考えます。この受験を経験し、娘の頑張り、成長を心から誇りに思います。
　４月からは吉祥女子に胸を張って通い、素晴らしい環境で、さらに成長してくれることを心より願っております。