受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 桜蔭中学校

娘と私のサピックス道中記

M.Nさん お子さんの名前 Mさん

 サピックスには「きらめき算数脳」がきっかけで小1の夏期講習から入室し、大変お世話になりましたので体験記を書くことにしました。わずかでもどなたか様のご参考になれば幸甚に存じます。
 娘は、小学校もサピックスも皆勤賞で、そうは見えないのですが、実は、マイペース、非コツコツな自由人タイプで、読書とiPad三昧、時々家庭学習の日々でした。
 一方、私は、娘がテキストをやらないので、退塾~転塾したほうが学習効果は上がるのではないかと悩んでいました。しかし、娘はサピックスを気に入っていましたし、志望校対策講座の内容が他塾よりも優れていると思ったので、サピックスにお任せしようと心を決めました。
 1月某日、入学試験のあと娘と海岸で見た日没は感動的に美しかったです。いろいろあったけれど、ここまで来られてよかった。そう思うと、夕陽は涙でぼやけてどんどん大きくなりました。
 2月某日、娘と私のサピ道中膝栗毛は、とうとう最終目的地の忠弥坂に辿り着きました。皆さまにお伝えしたいと思うことは次の3点です。

①計算力は必要に応じてブラッシュアップする。

②できなくても驚かない。

③SSは全力で集中する。

 5年生になると暗算で処理することが増え、一段上の対応が必要になります。ミスは怒らず、焦らず、根気よく善後策を講じてください。我が家は、5年生2月頃に算数でミスが続き、自信を喪失していたのですが、市販本の最初の20ページでスランプを脱することができました。いろいろな良書があるので、お子さんに合った本を選んであげて下さい。
 サピックスのテキストは最近の入試問題を盛り込んでいるので難しいです。我が家は、理科と社会科の暗記ものが壊滅的でしたが、できなくて当たり前、できたらラッキーと割り切っていました。出来なくても、同じことが何度も繰り返し出てきますから、自然と覚えていきます。親はハラハラしますが、親が焦っても覚えないので、焦らないほうがいいです。
 娘によると、SSは全力投球だそうです。授業に全力で集中して、できなかったところは見直しがよいそうです。私の感想は、冬期講習と正月特訓が明けたら娘が別人になっていましたので、後半のSSが神だと思います。我が家は夏期講習が不完全燃焼でしたが、ここで挽回できました。直前期もSS志望校対策テキストの見直しがよかったです。
 最後に:37期以降の皆様と保護者様が着実に目的地まで歩まれることを心から願っております。困り果てたら校舎に電話がおすすめです。どうか最後まで頑張って下さい。
 サピックスの先生方やスタッフの皆様方には長い間大変お世話になりました。いつも温かく声をかけて下さったことを忘れません。どうも有難うございました。
 同じ校舎で机を並べて下さったお子様とその保護者様にも心からお礼を申し上げます。そしてこれからのご活躍をお祈りしています。

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