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最新中学入試情報
進学校 ▶ 桜蔭中学校
物量で押せ
A.Yさん ●お子さんの名前 Mさん
「勉強に興味がある人がたくさんいる中学に行きたいから、中学受験させてほしい」
この言葉から始まったサピックスでの4年間は、試行錯誤の連続でした。娘は国語が苦手で算数が好きなタイプで、3年の頃は「きらめき算数脳」のような算数の問題に戸惑い、4年になって、ようやくいわゆる普通の算数の問題になり、成績が安定したと安心していたら、5・6年では逆にその算数が足を引っ張ることもありました。原因は、簡単な計算ミス、問題文を読み飛ばすことによる勘違い、また途中式を書かないことによるミスなど、ケアレスなものばかりでした。
「イージーミスはいつか本人が自覚すれば必ず直る」「途中式は折を見て指導していくから大丈夫」先生のアドバイスはいつも困難な局面を打開するための鍵となりました。特に「効率の良い勉強は娘には合わない、物量で押して経験値を積むのが良い」「分からない問題は家庭で解決せずに質問教室に来るのが良い。家庭では答えは言えても、なぜその解法を使うのか、どこにヒントがあったのかなどを指摘することは出来ないから」この2つの言葉は非常に重く、娘の勉強方針を決定付けるものになりました。平常テキストもSSも1週間に2周することを決めて取り組み、過去問も買えるだけ取り寄せ、16年間分を取り組みました。1月の勉強法は「その16年分を単元で横に並べて、例えば「速さ」の問題なら、桜蔭ではどんな傾向の問題が多いのかを知ると良い。それとSSの志望校対策プリントの復習」とご指導頂きましたが、これは娘に非常に有効で、本番の試験で解法に迷うことがなく、落ち着いて問題を解けたとのことでした。
国語は低めでも安定することを目標とし、理科はテキストをコツコツ読み、全ての問題に取り組むことを大切にしました。社会は、歴史の勉強が始まった時に成績を大きく落としました。テキストを読むだけだと歴史上の人物が頭の中で動かず、覚えられなかったようです。そこで、授業中の先生のお話をもとに、テキストや歴史資料を合わせて、自分の歴史ノートを作り、自然・土地の環境、人間関係、人の思惑、不満、それによって起こった出来事という風に、映画や漫画のようにストーリーを話せるようにと心がけました。授業を受け、家庭で課題に取り組む中で分からないところを見つけて、質問教室に行って理解が不十分だったところをクリアにする、これが最終的なルーティンとなりました。
受験が終わった今でも「サピックスに行きたい」と娘は言います。先生方が大好きで、ただ会いに行きたい、話しに行きたいと言います。受験という大きなストレスがかかる中でも、娘は大好きなサピックスに行くという喜びをいつも感じていました。全て、心を寄せてくださり、大きな愛情をくださった、先生お一人お一人のおかげです。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!
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