受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 豊島岡女子学園中学校

順調な3年間と怒濤の5日間

A.Iさん お子さんの名前 Hさん

 3年前に放送していた中学受験のドラマを見て、こんな世界があるのかと知り、我が家の中学受験が始まった。
 子どもは負けず嫌いな性格もあり、毎週の復習を何とかこなしてきたと思う。子どもが自走できていたため、特に苦労もなく進んできた。私がしたことと言えば、丸付けと何度も同じところで間違うたびにきつい言葉で子どもを泣かせたりしたことくらいだ。今思い出しても、サピックスの保護者会に行き、言われたことをそのままやってきただけだなと思う。本当に子どもの頑張りだと思う。1週間の計画をたて、毎週クリアしていくことをただ続けた。6年になっても変わらずに淡々とこなし、成績もキープできていたと思う。
 親として一番気がかりだったのは、体調管理である。体調だけは万全で受けさせたいと思い、インフルエンザの予防接種は早めに受けに行き、1月からは規則正しい食生活を意識した。
 そして、1日。午前午後の試験が終わり、夜8時過ぎに帰宅。本人は、算数と理科が難しかったとのことだが、社会と国語はできたようだ。面接も足がふるえたけど、うまくできたとうれしそうに話していた。期待がもてた。2日も午前午後入試。午後の入試は、1日午後の結果を見て、受験校を決める予定にしていた。第一志望の結果は、本人が家に帰ってから見ることに。午後1時半、1日午後の結果は合格。親も本人も大喜び。午後の入試はリラックスして受けることができた。
 そして、家に帰宅後、第一志望の結果確認。その前に、2日午前に受けた学校から見る。合格。「やったー」拍手。このまま合格の流れが来ているのではと思い、第一志望の結果を見る。不合格。子ども号泣。食事も食べられない。家族もかける言葉がない。こんなに号泣するなんて、本人の第一志望への憧れが強かったことを初めて知る。あんなに頑張ったのに、不合格…。あっけない。このまま終わりかと思ったが、5日も受けることにした。3日は1日勉強せず、4日は過去問を解いて5日に挑む。結果はだめだったけど、本人はすっきりしたようだった。これにて無事に我が家のリアルな中学受験が終わった。
 受験までの道のりは、子どもの頑張りで順調だった。本番の1日・2日は、朝早くから夜遅くまでのスケジュールで本当に心身ともに苦しかった。親は疲弊していたが、子どもは割と平気そうで、さすがサピックスで心身ともに鍛えられてきたのだと思った。親はみんなこんな思いをしているのかと体験して初めて知った。
 最後に、これを書いたのは、サピックスの先生たちにお礼が言いたかったからです。特に相談もしなかったため、個別面談の2回しかお話ししていないのですが、的確なアドバイスなどをいただけたと思っています。保護者会でもいろいろと教えていただきました。何より子どもがサピックスに楽しく通い、合格に導いていただき感謝しています。

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