僕の受験は荒波の連続でした。
　第一波は九月にやってきました。それは、志望校変更です。志望校別の授業が始まって、九月になっても第一志望について悩んでいました。悩んだ末、「やっぱり麻布がいい」と思い、十月に志望校を変える決断をしました。
　志望校を変更して一番困ったことは周りのスピードに追いつけないことです。多くの人が七割取れている問題で五割しか取れなかったり、「これ前の過去問であったよね」という言葉についていけなかったり。周りに追いつけるか不安になったこともありました。ぼくは、そんなときに「麻布に受かるぞ」と自分をふるい立たせたり、過去問を必死で解いたりしました。そうすると、十一月半ばには周りに追いつくことができました。大丈夫、十月からでもがんばれば追いつけます。
　第二波は麻布コースに入ってまもなくやってきました。僕はもともと国語の読解が苦手で、何度もクラス最下位になりました。僕は質問教室へ行き、先生に僕がどこで間違っているのか、何ができていないのかを教えてもらいました。また、先生に指摘されたところを「問題を解く時ノート」としてまとめました。このノートは全部の受験に持っていき、試験開始までずっと読んでいました。このノートが僕の合格の支えになったといっても過言ではありません。
　弱点があってもあきらめない。一生懸命努力すれば合格できます。
　「やってみよう、がんばろう」
　がんばって！ 祈・合格
　最後に、サピックスの先生方、家族、その他僕の受験を応援してくれた方々、ありがとうございました。