僕は、サピックスに三年生から六年生までの四年間、通いました。初めて教室に入るときは鞄に、ドキドキとワクワクと筆箱などが入っていました。サピックスでの授業は、先生や友達との学習も楽しく、授業が楽しみだった教科もありました。マンスリー実力テストでは、今までの課題を必死になって復習し、苦手な分野を見つけ、その基礎問題について徹底的にやりました。復習をするときは、夜寝る前がおすすめです。
　受験の前日では「明日は勝つぞ～!!」と決意に燃えてカツを食べる人がいると聞きましたが、多分朝、胃もたれして大変だろうから、うどんなどの消化にいいものをきっちり食べるといいと思います。寝る前には念仏のように「明日は受かる～」、「明日は受かる～」と唱えるといいでしょう。当日の朝は起きたら顔を水で洗い、シャキッとしましょう。朝ごはんは残さず食べ遅刻しないように余裕を持って家を出ましょう。電車の中ではインターネット上の時事問題などが載っている色々なウェブサイトなどを見るといいでしょう。僕はそのサイトで見たものが、そのまま入試に出たことがあり「よっしゃ、ラッキー」と思い、そのまま順調に進み、無事合格することができました。
　僕は第一志望は落ちてしまいましたが、自分の中ではベストを尽くせました。また同じくらいの偏差値の学校にも受かり、第二志望に行くことができました。僕が受かった学校は、僕の平均偏差値から10以上離れていたところもあります。時には受からないとくじけそうになりましたが、たくさんの人々の支えを感じ、立ち直ることができました。僕が伝えたい事は偏差値が離れていても「努力は実を結ぶので試験終了まであきらめるな!!」ということです。入試では皆、心の中に壁を勝手に作ってしまいます。その壁をいかに小さくさせるかというところに勝敗のカギがあります。最後の最後まで喰らいついてください。