受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 海城中学校

好きなことを点数に、時は金なり、興味は学なり

K.Iさん

 最初に言いますが、これから書く体験記は「こんなこともあるのか―」という感じで読んでいただけると幸いです。
 僕は4年生のころSAPIXに入室した。入室した時のクラスが上位クラスにかなり近かったこともあり、「成績を上げなきゃ」と必死になることも無かったが、入室後は上位クラスに入ることが増え、4年生の終わりから5年生までは上位クラスに常駐していた。「そのまま6年生も上位クラスで!」と思っていたが、そうは問屋が卸さない。6年生の初めから偏差値が落ちて行った。おそらく原因はこの時期にゲームをしすぎたからだと思う。時間は有限だ(息抜きは必須だ)。
 皆さんに好きなことや興味のあることはあるだろうか? 自分は6年生の初めまでは化学に興味があって元素周期表暗記チャレンジという良く分からない遊びをしていた。時は流れ受験の天王山ともいわれる夏休みを迎えた。夏休みは算数のデイリーチェックでヒドイ点数を取って復習に追われるなど大変だった(笑)
 そして、夏休みの終わりに転機が訪れた。『PB』という国家を題材とした風刺インターネットミームを知った。(PBについては自分で調べてね)
 PBのおかげで近現代史、世界地理、政治、国際について興味を持ち世界史の教科書を読んで(自慢ではない)どんどん知識がついていった。
 そして受験前日はいつも通り過ごし、先生の激励もあって比較的安心して本番を迎えることができた。
 そして、受験当日、国語、算数と受験し、ついに社会の時間になった。
 問題を見ると、歴史の記述問題がすべて得意な時代のものだった。落ち着いて問題をすべて解くことが出来、見直しの時間もできた。自信も持ち2日目の学校もしっかり受けることができた。
 そして、無事全校合格した!
 と、そんな奇跡が起こった話でした。
 皆さんも興味を持てたり好きなことを見つけてみよう。きっとあなたの役に立つはず。
 がんばれ受験生!

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