私は「自分の意志で」受験を始めました。理由は勝手という意味ではない自由のある学校に行きたかったからです。そんな思いに両親は賛成し、「私の」受験が始まりました。私のいたクラスでは、親の自分への評価が成績で変わり、つらい思いをしている人がいました。親の自分への評価が成績で決まることは、私は良いことだとは思いません。子供が勉強を嫌いになってしまいます。すると、授業の時間に集中できなくなり、授業で理解できなかった分の勉強を家で行うことになってしまいます。
　私は自分の意志で受験を始めたので、授業に集中でき、（恥ずかしい話ですが）受験が迫ってもあまり勉強時間を増やすことがありませんでした。私はサピックス以外の塾や個別指導塾などには通いませんでした。サピックスの先生や、サピックスを信じていたからです。サピックスを信じて、適切にカリキュラムをこなせば大丈夫です。むしろ他の塾や個別指導塾に通っていると、サピックスのカリキュラムがおろそかになったり、勉強する時間が増えてしまい、睡眠時間が減ってしまいます。寝ない子の偏差値は本来の偏差値より下がってしまいます。本来の実力を出したいならば、しっかり寝てください。しかし、そのようなことを言われても親が認めてくれないと思う人もいると思います。そのような時は親に自分の思いをちゃんと打ち明けてください、そうすることで「自分の」受験にすることができます。
　最後に、これまでの内容をまとめます。

１．受験を自分の受験にしてください。

２．サピックスの先生やサピックスを信じてください。

３．よく寝てください。

　そして最後に、受験本番になっても、受験を楽しんでください。