２月１日の朝、試験に向かう山手線の車内で僕は何もせずぼーっとしていました。さすがに緊張したのか、なんとなく何もしたくありませんでした。１時間目は苦手な国語。とにかく国語で崩れないように先生の授業を思い出してしっかりと解きました。得意の算数・理科・社会もいつも通りやりました。２日の試験も同じようにやりました。結果はどちらも合格！ 周囲に人もいましたが、一瞬超高い声が出てしまいました。
　僕は、３年生からサピに通い始めていました。当時はあまり気にしていませんでしたが、その時から国語が苦手でした。サピで言う国語Ａで扱う漢字や知識の分野は人並みにできました（と言っても周りの子よりはできていない）が、特に記述・読解の分野がとても苦手だったのです。
　ＳＳでやる開成の対策プリントは普通に10点20点台を取っていました。しかも僕は、面倒くさがりのため、国語の問題をやるぐらいはできても、それを直して次にやるときに活かすなんてことは、到底できませんでした。６年生の夏、国語だけ、有名中を解いて提出するという課題がありました。それは僕にとって地獄のようなもので、母と大乱闘しながらやっていました。でもその後もあまり国語ができるようになった感覚はしませんでした。しかし、国語の問題を解く練習にはなりました。
　過去問をやる時期が始まると、最初は逆に国語しかやっていませんでした。１月ぐらいから国語が少しずつできるようになってきました。本番は、結果が出た後に自己採点してあまり算数ができていなかったため、国語が良かったのではないかと勝手に思っています。
　僕は、家庭学習よりも何よりも、とにかくサピックスでの授業をしっかり聞くのが一番大事だと思います。受験生の皆さん、皆さんのサクラはもうサク準備を始めています。でも、最後にサカせるのは自分です。苦手があってもあきらめずこれからも頑張ってください。きっと合格します。