「…えっ！ 噓でしょ？」第一志望校の合格通知を前に、僕は口走りました。
　喜びよりも、驚きの方が大きかったです。最後のサピックスオープンでは、ほとんどの志望校の合格可能性が20％の状態でした。２月１日の試験を終えたときも、「どうせ落ちるだろう」とあきらめていました。そのため合格通知を見たときは、まるで夢を見ているようでした。今でも信じられません。
　僕は、この受験体験記を書くにあたり、このような変化を起こせた理由を５つ考えました。これからの受験生の参考になればうれしいです。

①基礎トレ、ＳＳのプリントにしっかり取り組む。基礎力定着が何より大事です。基礎問題を制する者は受験を制します。

②健康が一番大事。特に試験前１週間の睡眠、栄養補給が大事です。試験は気力、体力勝負です。試験前日は消化の良いうどんを食べ、睡眠の質が高まるようにしました。また、気分転換には、ブドウ糖成分の含まれているゼリーや、大好きな梅昆布を食べていました。

③適度な息抜きも大事。試験１週間前は感染症予防で学校は欠席、ＳＡＰＩＸもライブ配信授業で参加していましたが、毎日１時間ウォーキングをしていました。そして、たまのゲームや読書の息抜きも大事だと思います。

④過去問を解く際は試験本番と可能な限り同じ環境となるよう、試験会場の音声（鉛筆の音など）をＢＧＭにしていました。これで、本番でも周りの音が気にならないようになります。

⑤心の安定が大事。前の試験ができなくても、落ち着いて目の前の試験に取り組みます。もちろんできないと落ち込みますが、休憩時間に瞑想して、心を落ち着かせていました。

　自分の力を信じて、希望を捨てずに、頑張れ、次の受験生！