僕が初めてサピックスに入室した時は、緊張と不安でいっぱいでした。入室テストはまだ２年生だった僕にとっては難しく、全然わからなかったし、入った後も他のみんなはテキストの問題をスラスラ解いて、正解するのに、自分だけ間違いだらけの解答になってしまいました。そもそもコースに入る人は全員知らない人ばかり、そんな中では手を挙げて発言するのすら一苦労でした。しかし、そんな僕に初の志望校が見つかったことによって目標ができました。僕もいつか絶対にあの学校に入ってやる。そう思い始めてからは塾でもらったテキストをひたすらコピーして何十回も解きました。組分けテストや復習テストの２週間前になると今までやった月のテストなどをコピーして何度も繰り返しました。
　この勉強法のおかげで成果が実り、４年生の頃には一番上のコースにまで上がることができました。さらにこの時期になると話すことができる友達ができたりと塾に行くのが楽しくなってきました。５年生になると入試に出る単元を多く扱い、６年生になるとその応用が出てきます。しかし、６年生は土特やＳＳ特訓が始まると忙しくなってきてしまい、時間がなくなってくるので前期は理科や社会のコアプラスで基礎固めをして漢字は見るだけでなく、ひたすら書けないものはノートに書いて練習すると良いです。わからない問題は質問教室を活用してみると良いです。そしてもし受験が辛いと感じてやめてしまいたいと思ったときは、あと少し頑張るだけで６年間も楽しく良い気分のまま暮らせるんだぞ、と自分の心に言い聞かせてください。そうすることで僕は本番まで諦めずに勉強に励むことができました。
　最後に応援してくれた親とサピックスの先生方に感謝します。本当にありがとうございました。神奈川大学附属中学校で待ってます。