受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 筑波大学附属中学校

先生を信じて

R.Oさん

 私の受験は、筑附が第一志望校である、少数派の受験でした。最後には6校全勝という形で終わることができましたが、現実は山あり谷ありの生活でした。
 4・5年生まではダラダラと過ごしつつも上位コースにとどまっていました。6年生の初めには最上位コースに初めて入り、浮かれてさえいました。ですが、私は算数の授業点が壊滅的で理系の日にはほとんど下のコースに落ちており、卒業まで授業点に悩まされました。それでも、ブロックが落ちないならば大丈夫と楽観視していました。
 しかし、そんな生活に転機が訪れたのは、受験の天王山と呼ばれる夏期講習です。夏期講習前のテストで、ブロック落ちしてしまいました。どうせすぐに元のブロックに授業点で上がれるだろうと高をくくっていましたが、算数の授業点の低さが足を引っ張り、なかなか元のブロックに上がれず。そんな日々は肉体的にも精神的にも辛いものでした。帰路でも家でも大泣きしました。塾で涙をこぼしたこともありました。
 でも、そんな時支えて下さったのは先生方です。4年生からお世話になっていた理科の先生と、大好きな国語の先生が、私を励ましアドバイスをしてくれました。あの言葉や気遣いは誰のどんな行動よりも効く、魔法の薬でした。
 結局ブロック越えはできなかったけれど、次のテストでは最上位コースに上がることが出来ました。その後のSS特訓では、JGの仲間と楽しく、切磋琢磨し過ごしていました。
 私は入試直前に、勉強の方針の違いで母と大げんかしてしまったので、皆さんは直前には家族と穏やかに過ごしてください(笑)。そして迎えた入試本番では、色んな先生に励まして頂き、激励動画を見て、リラックスして挑むことができました。母から筑附の合格を聞いた際には嬉し涙が出ました。
 皆さんに伝えたいことは、先生はすごいということ。神様のような先生を慕い、信じてください。そして、本番は悔いなく力を出し切って下さい。
 祈・合格

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