「見つけた。」
　二月三日の豊島岡女子学園の合格発表で自分の受験番号を見つけ、私の受験生活は幕を閉じました。三年間の受験生活を振り返って、私が合格のカギを握れた理由は、二つあります。
　一つ目は、習い事をやめてからの六年生の過ごし方です。四・五年生の頃は習い事を優先させながら塾へ通っていました。忙しい毎日で塾の家庭学習は最低限しか出来ていませんでした。五年生の冬休み前に習い事を全てやめて受験勉強に専念することにしました。習い事に費やしていた時間を勉強に全てあてて、一年間という短い期間だったから、集中して本気で受験勉強に取り組むことが出来たのだと思います。
　二つ目は、授業中に間違えた問題の解法をどれだけしっかり理解して帰ってくるかです。塾がある日以外は習い事で埋まっていたため、家庭学習の量の多さに困っていました。だからこそ、授業内で解説を他の誰よりも集中して聞くことを意識しました。そうすることで、授業中に解いた問題は理解して家に帰ることが出来、復習する時間を減らして先生に指定された家庭学習に時間を多くあてることが出来ました。このようなことをしたおかげで私は合格を手に入れることが出来たと思っています。
　最後に、これから受験をする皆さんに伝えたいことをまとめます。

・発展問題を解くことにこだわりすぎずにコアプラスや基礎トレなどの基礎問題を大切にすることにこだわる！

・自分の分からないことをまとめたノートを作っておきましょう。たくさん書き込んで、たくさん見返すことで自分の努力が形となって見えるので自信につながる！

　来春もたくさんの笑顔の桜が咲きますように。そして、合格まで導いて下さったサピックスの先生方、本当にありがとうございました。