「気魄一閃」とは、第74代横綱が横綱昇進伝達式で選んだ四字熟語で、意味は「どんな困難にも負けず、強い心で立ち向かうこと」です。
　私の受験生活は、大好きな相撲観戦と共に過ごしました。受験直前の１月場所では、最も応援していた力士が、成功率がとても低い珍しい技「伝え反り」を成功させたという素晴らしいニュースが入りました。そのニュースを聞いたとき、「私もこの幸運を引き寄せて、受験もきっとうまくいくはずだ」と感じました。
　力士は毎回全力で集中して取り組むため、取組前の大きな声援や取組内容を覚えていないことが多いそうです。私もテスト後にはその内容をほとんど覚えていません。相撲も勉強も、どちらも本気で取り組むことで成長できると感じています。
　６年生になるとＳＳが始まり、相撲を見る時間が減りました。それでも、家に帰ってから見られると思い、ＳＳの授業にも集中して取り組みました。
　力士は毎日稽古に励んでいます。私も毎日コツコツと勉強を重ねました。以下のような方法で効率よく勉強を進めました。

＊ポモドーロ・テクニックを使って、25分勉強→５分休憩を４回繰り返し、その後、長めの休憩を取る

＊集中力を維持するため、タイマーはシンプルなアプリを選んだ

＊小さな目標を立てて、１ヶ月間続けることでモチベーションを維持

＊基礎的な問題をしっかり解き、難しい問題は小さな目標を立てて取り組む

＊ダラダラせず、時間を決めて集中して勉強

＊間違えた問題は専用ノートに記録し、テスト前に見返す

＊板書はしっかり取り、重要なポイントは青で書くと記憶に残りやすい

＊覚えにくいことは足で覚える方法を使い、博物館で地学を得意にした

　自分の力を信じて、これまで学んだことをテストにぶつけてください。努力の先には、美しい桜が咲くことでしょう。
　頑張れ！ サピ生！ 受験生！