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最新中学入試情報
進学校 ▶ 栄光学園中学校
2人の受験を終えて
M.Oさん ●お子さんの名前 Rくん
現在、中学3年生の長男に引き続き、次男もお世話になり、このたびようやくわが家のサピックス生活が終わりました。長男のときは親もわからないことだらけで、本人の成績も最上位コースとその下を行ったり来たりするような感じだったので、最後まで気が休まらなかったのですが、今回は2人目ということもあり、また本人の成績も安定していたので、あまり気をもむようなこともありませんでした。と言いますか、子どもの成績に一喜一憂しない技を身につけました。
現在、お子さまの成績に一喜一憂してヘトヘトになっているお母さまもいらっしゃることと思い、先輩面して私が心がけていたことを少しお伝えします。
第一に、「子どもの成績は自分の成績ではない」と肝に銘じる、ということです。なぜか、自分の偏差値や自分への評価だと思い込んでしまう(良いときも悪いときも)面があると思うのですが、それを意識してやめるようにしました。具体的には、自分も何か別の試験などを受けるのが効果的です。自分が落っこちて自分が落ち込む分にはすこぶる健全です。子どもの成績ではなく自分の成績のほうが気になるように、自分を仕向ける努力をしました。
第二には、本人の努力や成果に対して素直に「すごい」と驚嘆する、ということです。6年生のサピックスの教材は私には難しくてとても解けません。私は自分が6年生のときであれ、今であれ、この子と同じ成績をサピックスで取ることはできないなと常々思っていたので、よくそれを口に出して伝えていました。次男からは「今日のおもしろかった問題はこれ」「今日、ママに解かせたいのはこれ」とよくお題が出され、四苦八苦しました。一緒に解くと、サピックスの教材が良問ぞろいなこともわかるし、子どもとの共通の話題もできるし、何よりも私ができないと子どもが得意そうにするので、いいことずくめです。
開成中にもかなり余裕で合格できるほどの成績をキープしていた次男でしたが、最後の最後に意外な弱点が露呈して、そのときばかりは両親共にあたふたしました。本番に弱い「豆腐メンタル」だったのです。食べられない、寝られない、「疲れた」しか言わない、ため息ばかり。こんな調子で、すべての本番に出かけていきました。長男はまったくふだんどおりに本番の試験に元気良く出かけて行っていたので、まさかこんなことになるとは思いもよらず、対応がわからずに困ってしまいました。今考えると、試験の合間に食べられるラムネぐらい持たせてやればよかったと思います。
ともあれ、大好きなお兄ちゃんと同じ栄光学園中に合格できて、本当に安堵しています。
サピックスには6年間お世話になりました。ありがとうございました。
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