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最新中学入試情報
進学校 ▶ 海城中学校
これから受験を迎える皆さまへ
H.Nさん ●お子さんの名前 Rくん
息子がサピックスに通い始めたのは新3年生の2月からです。教材の評判や合格実績の高さも入室のきっかけになりましたが、決め手はママ友からの「今回の募集が最後のチャンスらしい」のひと言でした。ほかの習い事については、サピックス入室前までは他塾の国語と算数、新6年生になる直前までは、週2で英語に通っていました。
軽い気持ちで始めたサピックス生活でしたが、4年生になり、社会が加わると、その問題の難しさには苦笑するほど。国語の物語文の登場人物の心情についての記述問題も小学生、特に男子にはハードルが高すぎて、中学受験の厳しさを目の当たりにしました。
志望校については当初、自宅から近い有名校に入学できればいいかな、と安易に考えていました。6年生の夏、志望校別にクラスが分かれるSS特訓の開始を目前に控えて、初めて本気で検討したように思います。
そこで、入室当初に受験を考えていた学校の入試問題(国語)は物語文のみと知って、軽く絶望したこともあり、あらためて調べてみたところ、現役での大学進学率の高さから海城中を候補に挙げました。
夏休みの最後にオープンキャンパスで訪問した際に、教員の方々の熱心さに触れることができ、また、在校生の親御さんからの「クラスの垣根なく、みんな仲が良い」という声もあり、「この学校なら、充実した6年間を送ることができそう」という期待から海城を第一志望校としました(正直なところ、息子の気持ちより親の希望が先行していました)。
息子が4年生のときの4月に、新型コロナの影響で緊急事態宣言が発出され、各中学校の説明会もオンライン化が進み、文化祭の一般公開も停止されるなどで、実際に足を運ぶ機会を逸したまま6年生となってしまい、各学校の文化祭などに行けたのは6年生の後期でした。
6年生後期ともなると、土曜の午後は土曜志望校別特訓、日曜もSS特訓やサピックスオープンなどで忙しくなるので、余裕のある4・5年生からの学校見学をお勧めします。実際に現地を訪れることで、清掃状況や試験会場までの道のりなどもわかり、その学校の特色が見えてくることも多いと思います。
最後のサピックスオープンでも、息子の偏差値は50台半ば、海城の合格可能性も40%でしたが、2月1日の受験で合格が頂けました。模試などの結果で志望校をあきらめることはありません。最後の模試の後にも、まだ残りの12月、正月特訓、1月があります。先生方は志望校についても、学習面についても常に的確な助言をしてくださいますので、遠慮なくご相談されるといいと思います。
親の前だとすぐにいらいらしがちな息子も先生のご指導には素直に耳を傾け、課題に取り組んでいたようなので、先生方のことばの威力は絶大ですし、そのおかげで合格までたどり着くことができました。
最後に、サピックスの先生方にはもちろん、演習問題やテストの解き直しから受験当日の付き添いまで伴走してくれたパパ、過酷なカリキュラムも楽しいものに変えてくれたお友だちにも感謝いたします。
2023年度中学入試 受験体験記 |
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