受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

毎日の延長線上に、未来がある!

N.Oさん お子さんの名前 Rくん

 中学受験以前に、わが家で「大切にしてきたこと」があります。ただ、子ども一人ひとりは、性格も環境も違うので、ご参考にはならないかも?と思いますが、記載します。

⒈生活サイクル
 共働きなので、子どもの夏休みなどは関係がなく、朝は6時30分に起き、夜は9時にベッドに入るようにしました(サピックスで遅くなる日は、翌朝の起床時刻を7時に調整しました)。また、6時30分起きの日は、20分くらいの早朝ランニングを続けました。

⒉学習習慣
 幼稚園のころから、毎日必ずペーパー1枚を解き、小学生になってからは通信教育のピグマキッズくらぶを受講しました。小学校2年生の秋からサピックスに通い始め、やるものはサピックスのテキストに変わりましたが、毎日決まった量を少しずつ、学習しました(旅行先にも持って行きました)。
 6年生の夏前までは、サピックスのテキストを全部やっていたので、5・6年生では、消化するのが大変でした。「基礎力トレーニング」は学校に行く前に解いていました。

⒊遊び
 幼稚園に入る前から、時間に余裕ができると家族でトランプをすることを楽しみにしていて、得点計算は子どもに任せました。円形のピザを切ること、ホールのケーキを切ることなども、意識して子どもに任せました。電車の中での手遊びは、二進法数えを教えました。ゲームをしたり、テレビを見たりもしましたが、それらのコンテンツは「使用者の時間を使わせるように考えられてできている」ことを伝え、「1時間」などと時間を区切ってやるようにお願いしました。時事問題に対応しようと、5年生のときにテレビを見せたことがありましたが、成績がダダ下がり。以降、朝食時にラジオニュースを流して、時事に対応しました。

⒋一緒にやる
 たとえば、「一人で先に寝て」と言っても、なかなか寝ないと思います。そのため、寝る時間、ランニング、トランプ、できることはすべて、「一緒にやる」を心がけました。サピックスの課題も父親が一緒に解きました(家に塾友がいる感覚です)。

⒌過剰対応しない
 サピックスの先生には怒られそうですが、たとえば、過去問の解答用紙を指定された倍率でコピーするということは、わが家ではしませんでした。実際の受験の際には、もしかすると前年度とは様式が違うかもしれません。その対応は当日自分でやるしかないので、その意味でも「自分で工夫して書いて」とお願いしました。また、ほかの教材は使用せず、他塾にも通わず、サピックスの教材と過去問だけを解きました(実際、そんな時間も余裕も取れませんでした)。

 これらの「ルール」は受験前も、受験後の今も変わりがありません。6年後に向けても、きっと力になると思うので、継続したいと思います。
 最後に、サピックスの先生方や教材に、御礼申し上げます。考え抜かれた良い教材、工夫を凝らしたおもしろい授業、尊敬できる友だちに恵まれて、サピックスが楽しくて通い続けました。塾が小学校時代のすてきな思い出になりました。本当にありがとうございました。

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