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最新中学入試情報
進学校 ▶ 開成中学校
不安との向き合い方
K.Nさん ●お子さんの名前 Sくん
息子は、第一志望校には合格しましたが、1月受験で「ここは大丈夫だろう」と思っていた学校からは合格がもらえず、心が壊れそうになっていました。本番前は、ストレスからか、急に不安になったり、ずっと咳払いをしていたり…、親として何を伝えることが息子の支えになるのか、本当に悩みました。
以下は、伝えたことの一部です。
○今までやってきた勉強でつけた力は、何があってもなくならない。自信を持つこと。
○人は、自分のために(自分の欲のために)は、それほどがんばれないが、誰かのためにと考えたとき、いちばん力が出せること。
○自分の気持ちは置いておいて、今まで力になってくれた友だちや先生、家族のみんなに、「ありがとう」という気持ちを、試験直前に念じてから、問題を解き始めること。
○強制的に過緊張を解くための方法を、試すこと。
○中学受験は、人生のなかのほんの一部でしかなく、合否は運もある。自分のなかに目標を持ち続ければ、必ず夢に近づくということ。
○みんなが願っているのは、あなたが「やり切ったよ」と言って、笑顔で入試を終えて、また一緒に日常を楽しむことだということ。
所属校舎の先生に本当に温かい電話をもらい、家族のみんなから優しいことばをもらい、彼本来の力を発揮することができたような気がしています。彼だけでなく、私も助けられました。
さまざまな人に助けてもらい、つかんだ合格です。いろいろな情報があふれる世の中ですが、合格するまで、サピックス一本でほかは何もやっていません。あの塾のこれが良いとか、ここが良くないとか、いろいろとあると思いますが、サピックスでの勉強をていねいに、信じてやる。それで、きちんと力はつきます。
サピックス生の皆さん、ご両親にとって、不安になったときの参考になれば、うれしいです。
がんばっていればいるほど、合格したい、負けたくないという気持ちが強ければ強いほど、受験直前は、今までに経験したことのないほどの緊張や不安と対峙することになるかもしれません。娘さんや息子さんがそうなったとき、思うような力が本番で出せなかったとき、家族みんなの力、サピックスの先生方、友人、いろんな人の力をすべて借りて、最後まで一緒にたたかってください。心から応援しています!
不合格のとき、抱き合って泣いたこと。みんなの力を借りて、第一志望の受験で、「今まででいちばん自分の力を思いどおりに出せた」と笑顔で帰ってきたとき、合格なんてどうでもいいほど、うれしくて泣いたこと。合格して、「夢が一つ、かなった!」と喜ぶ息子のことばを聞いた瞬間。一生忘れない経験です。
校舎の先生方、本当にありがとうございました。
サピックス生、保護者の皆さま、1年後、2年後に、笑顔が輝きますように…!!
2023年度中学入試 受験体験記 |
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