受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

サピックスの先生たちへ、そして息子への感謝

S.Kさん お子さんの名前 Dくん

 難関校の合格実績がピカイチであることにあこがれ、入室して以来、光陰矢の如し、充実感があふれる2年間の塾生活を送ることができました。
 今も、勉強机の前に座っている息子の姿を想像すると、この2年間、息子の手も足も身長もすごく伸びていたことを実感していますが、この体の変化より、息子が身につけていた知識、物事に対する考え方、自分の観点を表現する能力、そして、何よりも目標に向けてやり抜く力が驚くほど成長したことに、私は涙が出るほど感動しています。
 息子がこのように成長できたのは、すべてサピックスの先生たちのご指導のおかげでした。私は今も、これからもそう思います。この場を借りて、サピックスの先生方に感謝の意を表したいと思います。
 ここで、主に私が考えたことと、したことを交えながら、体験記を書きたいと思います。
 まずは、子どもの教育について全面的にサポートしたことを挙げます。

①「さぴあ」「中学入試分析会資料」などのサピックスの冊子と、インターネット上の中学受験に関連する情報を参考にしながら、たくさんの本を買いました。

②コピー機をレンタルしました。本当に便利で、特に寒い日などは外出の必要がなく、たいへん役に立ったと思います。

③息子のリアルな勉強状況と塾のテストの成績を考えながら、毎日やるべきことを確認し、科目ごとの優先順位などを決めました。

④学習意欲が低下したとき、私が息子にいろいろなこと(たとえば、なぜ勉強するのか、勉強するとどんなメリットがあるのか、などなど)を説明しました。

⑤勉強に疲れたとき、外食をしたり、お菓子を買ってあげたりと、息子が喜ぶことをしました。

 次は、親がしてはいけないことを挙げます。

①テストがある日の前日に、子どもを叱ること。私は6年生の10月下旬に行われた第2回合格力判定サピックスオープンの前夜に、息子を叱りました。すると、その回の偏差値は5ぐらい下がりました。

②夜遅くまで子どもを勉強させないこと。深夜まで机に向かうと、翌日の学習効率が本当に悪くなります。

 そして、私がしてよかったと思うことを挙げます。
 6年生のとき、ニュースサイトから国内、国際、経済、IT、科学、ライフ、地域といった分野の主要ニュースをほぼ毎日ピックアップして、印刷したものを息子に読ませました。結果として感じたことは、息子が今社会でどんなことが起こっているか、その原因は何か、起こったことでどんな影響があるのかなどについてどんどん興味を持ち、覚えていきました。
 また、同じ物事であっても、立場が異なると、主張も違ってくる理由についてもよく理解できました。
 最後に結論として、次の2点を述べたいと思います。
 1点目は、学習内容、テストの成績はすべてサピックスのカリキュラムを信じて、サピックスの先生方にお任せすること。
 2点目は、学習習慣を確立させ、勉強意欲を維持し、親子のコミュニケーションを図るなど、勉強環境を整えるのが親の役目であること。

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