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どうする受験生親子!?
K.Kさん ●お子さんの名前 Kくん
小学校が非常に教育熱心な地域にあるため、サピックスは息子にとって楽しい学習活動として違和感なくスタートできました。同時に、小学生以前からほぼ毎日練習に通っているサッカーを続けることも入室時(新4年生)から意識としてありました。かっこよく言えば、学習とサッカーの二刀流、しかも両方で良い結果を出すこと、これを私たち親子の中学受験における目標としました。
4年生では通塾が週2日で、しかも拘束時間の短いサピックスは、週5日のサッカー練習を可能にしてくれました。一方で、拘束時間の短さとは裏腹に、テストによるクラス昇降と成績順位は学習成果の明確な可視化となるので、毎日の学習習慣は必須となり、息子にとって、これがやる気スイッチになりました。スポーツにおける練習と結果が、学習のそれと同じであるため、息子にとって理解しやすかったと思います。
5年生では通塾日も増え、学習内容も難しくなり、そのために家庭学習で要する時間も増えました。日ごろから、「こつこつと地道に積み上げることが成果につながる」と説いていましたので、隙間時間の有効活用は大いに効果を上げたと思っています。登校前の朝学習は、朝食とのセットメニューでした。
多くのサッカー仲間が早々に受験勉強に大きく舵を切ってクラブを去っていくなか、6年生では練習量こそ減りましたが、公式戦先発メンバーの主力選手として活躍しました。所属チームは、全日本少年サッカー大会で東京都中央大会への進出を果たし、2回戦まで勝ち進み、息子もチームに貢献できました。時はすでに11月、ここで完全な受験モードに気持ち良く切り替えることができました。
運動することが大好きな息子にとって、サッカーの継続は精神的なバランスにおいても良かったと感じています。年明け後、日々の運動は私と2人でウォーキングをし、西日暮里に参詣しました。「俺、サピの仲間とここに通いたいなぁ~」と、いつもつぶやいていました。
高学年になると「反抗期」による学習中の言動が顕著になります。「採点の丸の大きさが気に入らない」「×をつけるな」「絶対にサピの解答が間違えている」(汗)など、数え切れないほどの悪態を聞かされました。反論すればするほど時間の無駄、私は「見ざる聞かざる言わざる」を貫き、サルの置物になりました。
解決法は、サピックスの個別指導プリバートです。先生方が本人の得意を伸ばし、弱点をさりげなくフォローしてくださいました。そのため、親の助言にはまったく耳を貸さなかった息子も、ここでは素直に学習を深めていきました。
中学受験では、本人の努力もありますが、周りの協力と応援なくして目標を達成できません。サピックス・プリバートの先生方、小学校の担任の先生、サッカーチームのコーチ、本当にありがとうございました。また、タフな電動自転車くん、フル回転のコピー機くんもありがとうね。
2023年度中学入試 受験体験記 |
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