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一般入試か帰国生入試か
M.Iさん ●お子さんの名前 Sくん
息子は生後すぐから8年半アメリカで生活し、3年生の12月に帰国、4年生の春期講習からサピックスに入室しました。帰国生入試も視野に入れ、同時期に英語塾にも通い始めました。最終的には一般入試か帰国生入試かのどちらか一方を選択する予定でしたが、息子の意思を尊重し、両方に挑戦しました。負けず嫌いで好奇心旺盛、算数と理科が大好きで、ケアレスミス多めな息子の体験記です。
6年生になるとサピックスが週3回、英語塾が週2回になり、家庭学習の負担も大きくなりました。息子にとって優先順位が高いのは大好きなサピックスでしたので、先生の指示どおりに家庭学習がこなせるよう、私は4教科と英語の勉強計画を立てては修正する毎日でした。息子の様子を見ていて、算数は夢中、国語と英語は必死、理科と社会は楽しみの時間という感じでした。
夏休み明けも英語はオンラインに変更して続けられることがわかったものの、都合のよい時間帯が日曜の早朝でした。SS特訓の前にやるのは無謀だと思いましたが、本人の希望もあり、やらせてみました。続かないのではと思いましたが、1月末までやり遂げました。
夏以降の具体的なサポートとして、机にテキストを開いて準備したり、見直しノートを作成したり、社会・理科の知識系はラミネートして確認しやすくしたり、トイレには苦手分野を貼ったりしたほか、過去問の準備もしました。さらに、自宅での隙間時間にはアプリで英単語の学習、TEDで英語のリスニングをしながら社会問題を学びつつ、英語担当の夫と議論していました。休憩を挟む時間はなく、まだ受験シーズンでもないのにこんなにエンジン全開で、心身ともに受験を乗り越えられるのかと常に心配でした。私が「やめてもいいんだよ」と言うたびに、息子は「まだ大丈夫、まだできるよ」と半分冷静に、半分自分に言い聞かせているかのようでした。そして、大きく体調を崩すことなく完走できたことに安堵しています。
一般入試と帰国生入試、両方の最難関をめざすことは、負担が大きいものでした。本人が希望し、親も限界を決めずに二刀流を貫けたのは非常に価値あることでした。結果として不合格も経験しましたが、息子自身が満足のいく結果が得られたと思っていることは、後悔がないほどがんばった証しだと思います。
英語を継続することで、自由時間がなかったことや、受験期間が12月から2月までと緊張状態が長く続いたことはデメリットだと思います。しかし、それ以上に、メリットが上回ったと思っています。苦手な国語は英語力に比例して向上したこと、12月に合格をもらえたこと、聖光学院中の帰国生枠を英語と算数で合格できたこと、英語エッセイの練習でさまざまなテーマについて深く考え、精神的にも成長できたことです。
1月は英語を優先したために欠席した授業もありましたが、先生方には学習内容を電話でご指導いただき、最後の最後まで背中を押してくださいました。たいへん感謝しております。この場を借りてお礼申し上げます。
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