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最新中学入試情報
進学校 ▶ 早稲田中学校
楽しんで終えた中学受験
M.Kさん ●お子さんの名前 Kくん
■受験シーズン(6年生序盤~中盤)
入室当初から成績の乱高下が激しく、安定しない時期が続きました。ターニングポイントは、夏休み前に成績がひどく落ち込んだことです。この結果を受けて、ようやく、中学受験をやるのか、やらないのかを子どもと本気で話し合いました。サピックスを続ける条件として、子どもと約束したことは次の二つです。
①受験終了までゲームをやめる。
②空いている時間は図書館に行く。
「成績を上げろ」「勉強をしろ」と結果を求めるのではなく、学習を阻害している要因を取り除き、環境面を整えることを優先しました。この二つの約束事は、親が無理やり決めたのではなく、内発的動機から、本人自身に決断してもらったことがポイントです。
また、家庭内での学習中は、「集中している時間は邪魔をしない」(子どもの集中力を途切れさせない)。
子どもと接する際には、「何事もポジティブに」と考え、ことばを選んできました。試験の結果が悪かろうが、「伸びしろがあって得だね!」、席順が下がっても、「追い上げるのが楽しみだね!」などです。あと、子どもと無駄な口げんかはしないよう気をつけました(時間の浪費、ストレスがたまるだけで、成績は上がりません)。
夏を終えたころには、成績がV字回復をし、第一志望校の早稲田中が安定して合格圏に入るようになっていました。この時期で印象的だったのは、「サピックスの授業は楽しい」に加え、「同じ教室の〇〇くんと問題を出し合っていて楽しい」「〇〇くんには今度こそ勝ちたい」という子どものことばで、サピックスで出会った友だちが子どもの成長につながっているようでした。
■受験シーズン(終盤)
早稲田中の併願校として、栄東中と市川中を受験しました。これが功を奏しました。
受験前日や当日の緊張感は、子どもにとっては相当なものです。実際、子どもは、初めての受験となる栄東中の前日に、午後8時に床に就いたのですが、深夜0時を過ぎてもまったく寝付けずにいました。「寝られないよ」と泣きながら戸惑う子どもを落ち着かせるのに焦りました。子どもは5時間睡眠で試験に臨むこととなり、大変な思いをしました。しかし、翌朝の子どもの発言には、「早稲田中の受験日じゃなくてよかった」「寝不足でも知識は変わらないよね」「全然眠くない! 遠足の日の興奮みたいだね」と、マイナス的な要素は一切ありませんでした。ポジティブ思考が身についていると感心した瞬間でした。
栄東中のA日程、栄東中の東大特待1、市川中にも立て続けに合格し、初回の寝不足でも結果を出したことで拍車がかかり、自信満々に「早稲田中の問題も早く解きたい! 楽しみ!」と言うようになりました。
結果的に、早稲田中にも合格を果たすことができたのですが、今思えば、「環境面を整えたこと」に加え、「前向きな思考」が合格に結びついたと考えています。
結果は良い方向になりましたが、万が一、良い結果ではなかったとしても、子どもの人生にとって、中学受験は大きくプラスに働いたものと確信しています。
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