受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 早稲田中学校

サピックスを楽しむ息子を信じて

M.Nさん お子さんの名前 Sくん

 中学受験は、不安なことばかりでした。
 4年生になる春、都内への引っ越しと同時にサピックスへの入室が決まり、中学受験がスタートしました。学校もサピックスもコロナ禍でオンライン授業の毎日に、親子で不安を抱えながら家庭学習を進めていました。
 学校説明会や見学も思うようにできないなか、5年生のころは、家族で週末学校見学(外から見るだけでも)を兼ねた散歩をしたり、あまり焦らないようにしたりして、しっかりと志望校を家族で決めていきました。
 6年生のころには、あまり勉強のサポートをしすぎると、口論が増えることに気づきました。受験勉強は本人に任せて、私は資料整理程度しかしなくなり、直前まで家族だんらんでボードゲームなどをして、親子共に穏やかに過ごしておりました。
 そんななか、サピックスの授業は常に集中して受けていたのではないかと信じています。もちろん、実際にその様子を見たことはないのですが、どんなときも息子はサピックスを楽しんでいました。特に志望校別の授業では、同じ目標に向かうお友だちと生き生きと勉強してきている様子がわかり、直前の1月も「対面授業がいい!」と、しっかり通いました。帰ってきてからのクラスの様子や先生方のお話など、授業の話題で家でも盛り上がりました。
 また一方で、この時期は模擬試験もないため、1月校を受験したものの不合格。もっと勉強面でサポートしていく必要があったのではないかなど、後悔しても仕方のない不安に包まれました。
 入試の3日前になり、過去問を再度、すごい勢いで解き直していたのには驚かされました。2月1日当日は、息子がこれまでにない緊張を感じながらも、集中力を高めていることがわかりました。
 2月2日の午前受験も全力で終えた息子に合格を伝えると、「今までこんなにうれしいって思えたことはないよ!」と笑顔で答えて、私の涙を笑っていました。息子が合格を手にしたのは、全力で挑んで希望していた学校でした。
 早稲田中の制服を注文した日、「こんなにうれしい買い物は初めてだ」と喜び、今も制服を着て通える日を、とても楽しみにしています。
 サピックスの先生方、いつも刺激的で楽しい授業をしてくださったこと、息子をよく理解して成長させてくださったこと、感謝しております。3年間、ありがとうございました。

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