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進学校 ▶ 早稲田大学高等学院中学部
幸せな受験
T.Wさん ●お子さんの名前 Tくん
家族で悩んだり、時にぴりぴりしたりという試行錯誤の日々を経て、最後は迷いのない幸せな受験となった。
①苦手科目に対する姿勢
ずっと算数がネックだったが、受験の2か月ほど前からは「取れる問題を確実に取る(=難問は捨てる)」という方針をはっきりさせた。過去問も算数については、サピックスの先生に「絶対取るべき問題」「なるべく取りたい問題」「超難問」という分類をしていただき、前者の二つで×だった問題を繰り返し解いた(そのなかでも、本人が無理そうな問題は思い切って捨てた)。本人もわからない問題を前に長時間苦しむことから解放され、やるべきことも絞られ、よかったと思う。
②過去問対策
12月から本格的に過去問に取り組み始め、毎回、必ず振り返りと解き直しをした(志望順位の高い学校は2~3周も)。算数の超難問については、挑戦はしても早めに切り上げた。国語は問題を記憶してしまっていたので、解き直しはしなかった。また、毎回の結果を記録することで「算数でどうにか持ちこたえ、残り3教科でカバーする」という、わが子の勝ちパターンも見えた。過去問データが日々増えていくこと自体も、本人にとって「これだけがんばっているんだ!」と自信になったようだ。
③毎日の習慣など
幼児のころから通信教材などに取り組んでいた。知識うんぬんよりも、「毎日決まった時間、机に向かう習慣」がついたのが大きかったと思う。受験前のゲームやテレビの制限も、わが子の場合はわりとすんなりできた(本人は断腸の思いだったろうが…)。サピックスの膨大な教材にどう優先順位をつけるかについては、ぎりぎりまで試行錯誤したが、毎朝の「基礎力トレーニング」に加えて、漢字の練習にコンスタントに取り組めたのもよかった。
1月からは学校を休み、起床後は家族で犬の散歩(運動不足とストレスの解消のため)→朝食前に「基礎トレ」→朝食(しっかりと、ただし眠くならないように腹八分)→過去問(解き+振り返り)→あとは食事などを挟みつつサピックスの教材(SS特訓のものを優先)、というルーティン。早寝早起きを守り、特に本番数日前からは朝5時起床、夜8時就寝を心がけた。本人が本番であまり緊張しなかったのは、本人の性格もあるだろうが、規則正しく、やるべきことに迷いがなかった、この日々の賜物とも感じている。
1月31日の夜、両親2人で「どんな結果になっても、この受験はやってよかったと思えるね」と話し合った。本番前にそう思えたことがうれしい。そして、時に不安を口にしつつも、最後まで明るく前向きに(気が散って叱られることもよくあったが…)取り組んだ息子には、心から敬意を表したい。そして、お世話になったサピックスの先生方、本当にありがとうございました。
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