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進学校 ▶ 東京都立小石川中等教育学校
サピックスのおかげ
T.Kさん ●お子さんの名前 Sさん
合格発表の日、私は時間になると同時にパソコンの前に座り、画面上に出現した受験番号を祈るような気持ちでスクロールしていきました。下へ、下へ…。すると、私の目に娘の番号が! それとほぼ同時に、後ろにいた主人の歓声が上がり、娘のはじけるような笑顔が私の目に映りました。よかった、本当によかった…(泣)。
約1週間前、「できた」と言っていた1日校が不合格となり、布団をかぶって泣き崩れていた娘の姿を見ていただけに、その喜びはひとしおでした。
娘がサピックスに入ったのは、6年生になる2月。出遅れ感満載のスタートで、思うように成績が上がらない現状に、「もっと早く始めさせるべきだった」と何度思ったことか。しかし、主人も私も最後まで娘の意思を尊重し続けました。サピックスオープンの結果がまったく振るわず、さすがに志望校を変えさせようとしたときも、娘が「そんなに中学受験って受からないものなの? 塾の授業はよくわかるし、毎日のテストもそれなりにできているから大丈夫。それに、私、サピックスの合格実績に貢献したいのよね」とぽつりと言ったので、主人も私もあぜん。最終的に、併願校を1校追加しただけで、当初の日程どおりに決行となりました。
正直なところ、親の立場でいうと、受験は2月よりも1月の埼玉入試のほうがきつかったと感じています。まず親子ともに初めての中学受験というプレッシャー。それから、1月に合格できなければ、そこからずるずる崩れてしまうのではないかという恐怖。初戦は大宮開成中でしたが、主人も私も数日前から祈るような思いでした。結果はありがたいことにT合格を頂き、その後の展開がぐっと楽になりました。
ところで、模試の結果が振るわない娘でしたが、11月以降からぼちぼち取り組み始めた過去問演習は、なぜかわりと高得点。特に算数は満点に近かったため、もしや解答を見たのではないかと疑いたくなる始末。こっそり監視してもそんな様子はなかったので、これもサピックスの授業のおかげだと頭が下がる思いでした。
また、保護者会では先生に「模試では緊張して力が出せていないのでは? 一度きちんとお嬢さんと話したほうがいいですよ」と助言していただきました。その後、遅ればせながら、一家で時間配分の作戦に取り組みました。たくさんの方の助力があって、娘はなんとか合格にたどり着くことができました。
これから始まる学校生活も、自分の頭でしっかり考えながら、娘らしくがんばってほしいと思います。
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