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進学校 ▶ 関西学院中学部
中学受験はかけがえのない経験
T.Kさん ●お子さんの名前 Rくん
まずは、これまで息子を全力で支えてくださった先生方へ感謝申し上げます。晴れて、息子が第一志望校の合格を勝ち取ることができ、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。
3年生の冬、入室テストに複数回落ちてしまい、「サピックスはレベルが高いから」と、親子で悩んでいたことを昨日のことのように思い出します。本人の意思も強かったため、4回目の入室テストでようやくサピックスに入ることができました。入室後は、平常授業についていくのがやっとでしたが、課題への取り組みを粘り強く真面目に「継続」していったことが、最後の結果につながったと思います。少人数だったことや、サピックスの雰囲気、先生方の子どもたちへの接し方など、息子にとっては、相性がすごく良かったと感じています。
受験勉強は、4年生で学習する内容が非常に重要だと思います。息子もなんとなくわかったつもりでいたようですが、6年生になって、いざ過去問を解いてみると、なかなか点数が取れない現実を突きつけられ、親子ともども少々焦ってしまいました。ただ、先生からは、「過去問の出来不出来で一喜一憂しない、何が理解できていないかを突き止めて、本番で間違えなければそれでいい」というアドバイスを頂きました。おかげさまで、過去問の結果に振り回されずに、親子で弱点を確認しながら、4年生の基礎にもう一度立ち返る方法で精度を上げていくことができたと思います。「今のうちに間違っておこう! 本番で間違えないために」くらいの気持ちで取り組んだことが功を奏しました。
志望校判定では、最後まで良い結果が出ず、手が届くか届かないかぎりぎりの状況でした。ただ、第一志望校は最後まで変えることはしませんでした。親子で話し合って、「目標に届くようにこつこつ努力してきたので、やり切ろう」と決めました。6年生の11月中旬ごろには志望校を固めておきたいですが、この時期から第一志望校を変更する受験生が増えます。可能であれば、早めに親子で意思固めをするのがいいです。年明けから第一志望校の試験日までは、家族全員で体調管理をする必要があります。来年度は新型コロナも5類になっていると思いますが、この時期は風邪を引きやすいので注意が必要です。
第一志望校と併願校2校の合格を勝ち取ることができ、本当によかったです。併願校の受験中に第一志望校の合格が判明し、併願校の受験終了後、親子で喜びを爆発させました。目標を達成した充実感があふれ、さすがに感動しました。
サピックスや受験校の先生がおっしゃっていたことですが、「中学受験は、みんながすることのないかけがえのない経験で、努力してきたことは必ずその子の糧になる。裏切らない」ということばです。これから受験を迎える受験生や親御さんには、それをいちばんお伝えしたいです。
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