受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 三田国際学園中学校

娘を信じて

M.Oさん お子さんの名前 Rさん

 合格力判定サピックスオープンで合格可能性80%を取っていた第一志望校の2月1日午前の広尾学園中が不合格になり、娘の気持ちが崩れました。2月2日午前の大妻中には合格したものの、2月2日午後、合格可能性80%の三田国際中にも落ち、今までのがんばりは何だったのかと思うほどの総崩れ。1月10日の栄東中は「あと5点あれば、東大クラスだったのにね。でも、合格を頂けたから安心して2月からに備えられるね」と話していた穏やかさはどこへやら。2月3日午後の広尾学園小石川中にも落ち、2月4日にもう一度広尾小石川を受けるか、三田国際の前年5人募集枠で17人合格の狭き門に挑むかで、2月3日の夜、サピックスの先生に電話したところ、「三田国際を受けましょう。娘さんなら必ず取れます」と背中を押してもらい、2月4日午後に三田国際を受けることにしました。午前中から用賀にあるカフェで私と2人で過去問にかじりつき、対策を練りました。「絶対にここを取ってやる」と娘の目の色が変わり、やる気スイッチが入っていました。娘を試験に送り出す直前、落ち着くようにと思って与えた紅茶が熱過ぎて、娘の洋服に全部こぼれてしまいましたが、ぬれたまま試験会場に向かいました。
 広い体育館で待っている間、この体育館にいる保護者の人たちみんなが同志のような気持ちでした。2月1日で合格を得ることができなかった親たちの悲壮感が体育館中に漂っていました。みんな全員受かったらいいのにと願っていました。娘が帰ってくると目が輝いていて、「プリバートで解いた広尾の過去問で解き方を学んだ算数の問題が出た! できた!」と大喜びしていました。
 本当に娘はよくがんばりました。最後まで娘の力を信じて励まし、寄り添ってくださったサピックス、プリバートの先生方のおかげで合格できました。感謝の気持ちでいっぱいです。

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