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進学校 ▶ 渋谷教育学園幕張中学校
娘と母の中学受験
K.Kさん ●お子さんの名前 Mさん
単身赴任で父親の協力が難しいなか、娘の中学受験は始まりました。3年生の夏期講習からサピックスに入り、当初はオープンスクールで気に入った女子校をめざしていました。しかし、高い目標に向かっている塾の仲間の影響を受けて、次第に共学の最難関校をめざすようになりました。
大変だったのは、コロナ禍で、学校見学や説明会の参加は6年生に限るというケースが多く、4・5年生で志望校を訪れる機会がほぼなかったことです。6年生になってから、娘と一緒に志望校に足を運びましたが、スケジュール的に厳しいものがありました。
また、6年生の春まで、水泳、英語、書道と三つの習い事を続けていました。本人に続ける強い意志と体力があったとはいえ、送迎も塾のフォローも私独りでこなさなければならず、母娘ともに大変な日々でした。
そのようななかで、授業のテキストを復習してデイリーチェックに臨む、「コアプラス」に取り組んでから確認テストを受ける、「基礎力トレーニング」を毎日続ける、といった地道な努力を娘はこつこつと続けました。最後の合格力判定サピックスオープンは、第一志望校の合格可能性が20%以下という過去最低の成績で終わりました。しかし、3年半の地道な努力で得た基礎学力を武器に、娘は冬期講習と正月特訓、そして過去問をこれまでにない集中力でこなし、受験当日まで驚くようなスピードで学力を伸ばし続けました。
最初の挑戦は12月、公立中高一貫校の一次検査でした。この一次検査に合格したことで自信がつき、次につながったと思います。
1月の埼玉での入試には、忙しい主人も駆けつけて会場まで付き添い、合格を得たことでさらに弾みがつきました。公立中高一貫校の二次検査対策では、先生の添削でのコメントが娘の励みになったそうです。
そして、ユーモアあふれる先生方からの入試応援動画のおかげで、とてもリラックスした状態で勝負の千葉3連戦を迎えました。1日目、2日目とも手応えがあったようで、「合格してると思うよ」という娘のことばは、現実のものとなりました。3日目、第一志望校の入試後に「今まで受けた試験のなかでいちばんできた!」と、満面の笑みで会場から出て来た場面は、一生忘れられません。
最終的に、すべての受験校から合格を頂くという、想像していた以上の結果となり、娘のこれまでの日々が最高のかたちで報われました。やはり、地道な努力に勝るものはないと実感しています。
面談を担当してくださった先生の「チャレンジしたほうがいい」とのアドバイスを信じ、成績であきらめかけていた第一志望校を受験して、本当によかったです。サピックスに通っていなければ、娘の第一志望校合格は難しかったと思います。ご指導いただいた先生方、お世話になった受付や警備の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。
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