受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

娘の挑戦

K.Nさん お子さんの名前 Aさん

 入室は新4年生の2月。本人が「受験をしてみたい」と言ったのがきっかけです。わが家では初の中学受験でしたが、娘の挑戦したい気持ちを応援しよう、ということに決めました。
 家庭学習に関しては、授業やテストの復習を、じっくり時間をかけてやるタイプでした。マンスリーテストの前でも、テスト対策よりは、その週の授業の復習。特別なことよりも授業やテストの復習に注力するというやり方は、娘に合っていたのだと思います。
 11月の学校別サピックスオープンの結果が良くなかったときのことは、記憶に新しいです。娘はショックで大泣き。私が何を言ってもあまり意味がないので、サピックスに電話しました。
 すると、すぐ先生につないでくださり、先生が「苦手分野がたまたま出るとそうなる場合もある。今の時期に弱点がわかったのはラッキーだから、復習すれば大丈夫」と話してくださったので、娘は落ち着きを取り戻しました。即座に事情を察して励ましていただき、本当にありがたかったです。迷わず電話をしてよかったです。
 11月は、算数に苦手意識を持った時期でもありました。先生に相談すると、「授業でやった問題のうち、できなかったけれど解説がなかったものがあるはずなので、その復習をしっかりやってください」と言われ、それを娘に伝えました。また、一日のなかで算数の復習が少し後回しになっている印象があったので、「まず算数に手をつけてみたら?」と勧めてみました。冬期講習のころには、塾での演習も相当積み重なり、寝る前にやっていた「基礎力トレーニング」を朝一番にやるようにもなり、自信を回復しました。間に合ってよかったです。
 元気にその日を迎えてほしい、と祈るような気持ちで1月を過ごし、2月1日、無事に試験会場へ入っていった娘を見てほっとしました。それでも2日に最初の合格がわかる瞬間までは、正直言って生きた心地がしませんでした。2日校の近くで待機していた私は、合格の文字を見ると思わず涙が止まらなくなってしまいました。
 その後も3日目まで、娘はしっかりと走り切ってくれました。「3校のうち、どこに決まってもうれしい」と思う学校を受験したので、ありがたいことにすべて合格を頂いた後、どこに進学するかという超難題に直面することとなり、最後までドタバタしましたが、最終的には本人が強く希望する学校へ進学することに決めました。
 娘は受験直前1週間になっても、考えてもわからないことは先生に質問し、疑問に思ったことはよく調べ、好奇心豊かに勉強していました。サピックスの授業が、学びたい意欲を一層伸ばしてくれたのだと思います。
 これからも、新しい環境のなかで多くの人と出会い、きっとさまざまな挑戦をしていく娘のことを、精いっぱい応援していきたいと思います。
 お世話になった先生方、サピックスのすべての皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 前の体験記 | 共学校目次に戻る | 次の体験記 

2023年度中学入試 受験体験記 男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ