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最新中学入試情報
進学校 ▶ 筑波大学附属中学校
限られた時間のなかでの集中
M.Yさん ●お子さんの名前 Jさん
4年生のときに「筑波大附中を受ける!」と宣言した娘。山あり谷ありでしたが、夢に向かって努力し続け、初志貫徹した娘はこの3年間で見違えるほど成長しました。
サピックスは新4年生から入室しましたが、同時に部活や習い事も継続しました。特に小学校の吹奏楽部は平日朝練や土曜日練習などがあり、多くの時間を費やす必要がありました。娘は国語と理科が比較的得意でしたが、算数や社会は浮き沈みが激しく、4~5年生のテストでは不安定な成績が続きました。
6年生4月のマンスリーテストでは、算数で入室以来の最低点を記録。ふだんはサピックスの先生に「大人のように落ち着いた性格」と言われていた娘ですが、自己採点中にみるみる顔が曇り、最後は机をたたきながらおえつしてしまいました。
こんな娘の姿を見たのは後にも先にもこのときだけで、親としては黙って娘のそばで寄り添うしかありませんでした。その後、ようやく少し落ち着きを取り戻し、涙を流しながら「ちゃんと、やんねん」とことばを添えたイラストを描き上げ、寝室に向かいました。今でも、そのときのイラストはわが家のリビングのボードに飾ってあります。
次の日から基礎的な計算問題に立ち戻り、テキストも6年生の最初から解き直しました。同時に、受験勉強に取り組む娘の集中力が格段に上がりました。限りある時間を有効に使うためにはどのような工夫をすべきか、娘みずからが意識するようになったのだと思います。ゴールデンウィーク明けは部活もさらにきつくなり、夏休み前までの勉強時間は非常に限られましたが、朝は早起きして「基礎力トレーニング」や計算ドリルをこなし、夜も算数の授業があった日は帰宅後にデイリーサポートの確認問題をB~Eまですべてやり切りました。
6年生の夏休みは算数のデイリーサピックスを4回繰り返し、徐々に苦手単元を克服。秋ごろから算数の成績が上向き、合格力判定サピックスオープンで安定した成績を残す原動力になりました。社会もSS特訓の単科講座で友だちと切磋琢磨しながら徐々に改善。年明けの栄東中の入試では、社会で9割以上得点したことが大きな自信になりました。
結局、吹奏楽部は2月入試の2週間前まで継続し、本番に突入。本当にきつい日々だったと思いますが、筑波大附中をはじめとする、すべての受験校に合格という最高のかたちで終えることができました。
限られた時間のなかで集中し、大きな成果が得られたことは、今後の娘の人生においても貴重な成功体験となりました。
最後になりましたが、サピックスの先生をはじめ、すべての関係者の方々に御礼申し上げます。授業は非常に高いレベルで、かつユーモアにあふれており、娘を魅了しました。受付や警備の方にはトラブル対応や通学時の安全確保でたいへんお世話になりました。コロナ禍での動画やライブ授業など、サピックス本部の細やかなサポートも非常に心強かったです。
娘が無事に中学受験を終えることができたのは、サピックス全関係者の方々の比類なきご尽力あってのことだと確信しております。本当にありがとうございました。
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