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最新中学入試情報
進学校 ▶ 学習院女子中等科
親子で駆け抜けた2年間
H.Eさん ●お子さんの名前 Jさん
2月2日午後2時。スマートフォンのボタンを押す娘に「合格したよ!」のうれし泣き。私たちはこの瞬間を忘れることはないでしょう。
娘は、4年生は冬期講習のみ、そして新5年生よりサピックスのお世話になりました。最初の組分けテストでは偏差値30台前半、私は想定内でしたが、娘は『井の中の蛙、大海を初めて知る』心境だったかと思います。
5年生の秋くらいまではいちばん下のクラスで、わからないところを先生に質問できる性格ではなかったため、一緒にポイント解説動画を見ながら勉強しましたね。あのころがいちばん大変だったけれど、弱音を吐かずよくがんばりました。
クラスも上がり、新6年生の授業が始まったばかりでのコロナ感染。家族全員軽症で、家で勉強する時間は十分ありましたが、マイペースに自分の時間に費やしましたね(当然、2・3月と成績は下がりましたが…笑)。
このマイペースさ加減=自分は自分という気持ちが、合格の決め手になったと思っています。
私は娘と中学受験を始めるにあたって、『やらされる学習は伸びない』と思って寄り添ってきました。これは自身の部活動の経験から、強制される練習では本番で力を発揮することは難しいと思ったからです。前夜に嫌々「コアプラス」を眺めるだけでもそのときは点数は取れると思いますが、2月本番のなかで持っている力を発揮できるかどうかを考えると、最後は子どもの自主性を信じるしかないと思いました。
人間はほめてもらうと自信をつけるもので、夏休み以降の保護者個別面談などで先生方より、「入室してから最も伸びた生徒の一人です」「SS特訓では自分より上のレベルの生徒さんのなかで耐えています!」などのおことばを頂いたときは、本当に親は涙々で、娘の取り組む姿勢が頼もしく思えました。
家庭での学習としては、6年生以降はほぼ本人に任せていました。体調管理と精神面のケアに注意を払い、本人にやる気のあるときには「漢字の要」と「言葉ナビ」のサポートを妻が行い、私はテキストのファイル管理をしながら、正答率の高そうな問題の誤りを中心に見直していきました。めざす学校のレベルにもよると思いますが、戻ってきたテストのチェックとして『正答率50%以上の問題を確実に取る』ことを主眼に置いて取り組むのもよいと思います。
このようにして親子で取り組んだ中学受験でしたが、恥ずかしながら最後の最後まで朝型の生活に切り替えることはできませんでした。それにもかかわらず、第一志望校に合格できたのは、紛れもなくサピックスの合格メソッドと先生方のご指導のおかげです。ありがとうございました。
最後に、すべての受験生の皆さん、今を大切に、そして学生生活を十分に楽しんでください。けっして受験だけがすべてではありません。いつまでもキラキラした眼で、希望を胸に大きく羽ばたいてください。
2023年度中学入試 受験体験記 |
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