親子で体験した受験生活は想像以上に大変でした。勉強面だけではありません。６年生の夏ごろから漠然とした不安やつらさが子どもに襲いかかり、一度は受験を断念しかけました。
　しかし、親子でじっくり話し合った結果、子どもの心のなかに「約３年間がんばってきたから、最後までやり遂げたい」という気持ちがあることがわかったので、室長先生に相談しました。とても親身になってアドバイスをしてくださり、子どもにも何度か直接声を掛けていただいた結果、子ども自身も少しずつ落ち着いてきました。そして、親の私たちに対して、先生は「全力で最後までサポートします」と力強く断言され、そのことばを聞いたとき、私たちは「この先生（塾）を信頼し、最後までお任せして大丈夫だ」と確信しました。
　その後も、先生方が子どもに時々声を掛けてくださったので、子ども自身も安心して通塾できました。また、気の合うお友だちができたこともあって、残り半年の受験勉強をがんばれました。
　そして入試（埼玉シリーズ）がスタートし、模試では安全圏だった学校の不合格に直面…。
　初めて経験する不合格に子どもが落ち込んでしまったときも、国語が好きだった子どもに対して、信頼している室長先生から「国語はあなたの武器です」という激励のことばを頂きました。それで気持ちを切り替え、再び前を向いて、その後の受験に挑むことができました。
　また、第一志望校の入試日である２月１日の前日にも、信頼している先生から再び激励のお電話を頂き、落ち着いて入試当日を迎えられ、緊張することなく平常心で挑戦できました。そして、念願の第一志望合格!! 平常心で臨むことができたのも、きっと信頼する先生方のサポートがあったからだと思っております。
　受験生活を振り返ると、つらいこと、悔しいこと、うれしいことがたくさんありました。一度はあきらめかけた受験でしたが、受験を終えた子どもの口から「つらいときもあったけれど、受験をしてよかった」ということばを聞けたことがいちばんうれしかったです。親としても、子どもが受験という長期戦のチャレンジを最後まで走り抜き、合格するという体験を得たことは、何よりの宝となりました。
　受験後も「いちばん行きたかった吉祥女子中に受かって本当にうれしい！」「中学校に行くのがとても楽しみ！」と、毎日のように話しています。そして放課後は毎日、小学校のお友だちと一緒に、「楽しすぎる！」と目いっぱい遊んでいます。今まで遊びを我慢して勉強をしてきたので、お友だちとの時間を取り戻しているようにも感じられます。
　私たち親子にとって、室長先生から頂いた、「全力で最後までサポートします」「国語はあなたの武器です」。この二つは、魔法のことばでした。このことばをどれだけ心強く感じたか、そして、それにどれだけ助けられたか。感謝の気持ちでいっぱいです。