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進学校 ▶ 女子学院中学校
あきらめないことの大切さ
I.Tさん ●お子さんの名前 Aさん
娘がサピックスに通い始めたのは、新3年生の2月からでした。最初の組分けテストでは、算数の偏差値が30台、国語も40台前半で、最も下のクラスとなりました。その後、出題範囲のあるテストでは徐々に点数が取れるようになりましたが、実力テストでは算数が平均前後をさまよい、6年生の学校別サピックスオープンでも、女子学院中は2回とも合格可能性40%という結果でした。そんな娘がある意味、無謀でもあった女子学院中に挑戦し、合格することができたのは、先生方の熱心なご指導の賜物であるとともに、娘に最後まであきらめない姿勢があったからこそだと思います。
家庭学習は苦手な算数が中心でした。6年生の10月以降は、熱心に取り組んでいたにもかかわらず、各種テストの算数の成績が1回を除き、軒並み平均以下。結果が出ず、娘も親もとてもつらい時期でした。保護者個別面談では、1月校の結果次第では第一志望校を見直すことも検討しました。しかし、娘は自分の成績を直視せず、女子学院中へのあこがれを強め、またSS特訓の仲間たちと楽しそうに会話する様子を見て、女子学院中にチャレンジだけはさせてあげたいと思うようになりました。
そう決心した12月からは、サピックスの先生からのアドバイスも受け、密かに1月校合格に焦点を絞って対策を組みました。結果的には、その取り組みが女子学院中合格への鍵になりました。1月校の過去問は標準的な問題が多く、苦手な算数でも途中までは正しく解けていることが多かったため、1月校の算数の過去問はさかのぼれるだけさかのぼり、落ち着いて解答を導く方法を考えながら解かせました。そうしたところ、標準的な問題であれば解けるという自信が生まれたようで、SS特訓の演習でもある程度得点できるようになりました。また、算数の次に苦手な理科は、栄東中の入試説明会で示された出題分野に絞って、基礎から確認し直すことで、不安を払拭した状態で最初の受験に臨むことができました。
そして、1月校の合格を勝ち取ると、それがまた自信を生んで、落ち着いて問題に向かえるようになったようです。それ以降、SS特訓の解き直しや理科・社会の「コアプラス」、そして国語は「有名中学入試問題集」を活用し、毎日新しい文章に触れるようにしました。そのような直前期の学習がまた好循環を生み、この時期にかなり自信と実力をつけることができたように感じました。
一方で、反省点もあります。それは、私が家庭学習の詳細なスケジュールを立てたために、娘がそのスケジュールをこなすことに終始してしまったことです。特に苦手な算数については、自分で考える力を養えず、6年生後半に苦しむことにつながったと思います。家庭学習は量も大事ですが、4・5年生のときから質をもっと重視すべきだったと思います。
最後になりますが、4年間熱心にご指導くださった先生方やスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
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