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進学校 ▶ 吉祥女子中学校
反抗期娘の対応について
R.Yさん ●お子さんの名前 Yさん
第一志望校に合格する確率は、3人に1人とよくいいますが、わが家は3人目にしてようやく本命に合格をしました。最後の模試で算数の偏差値が39、全体偏差値は46、5回の平均偏差値は49であったわが子が合格できたのも、先生方のおかげです。ボリュームゾーンのご家庭の役に立てればと思い、初めて体験記を書かせていただきます。
さあ、いよいよ6年生、受験本番はあっという間にやってくると、親は不安と意気込みの両方を持っていました。ところが、次女は反抗期が早くもやってきてしまい、親の言うことを聞かない時期に突入。それまで嫌々ながらも親と一緒にやってきた算数の復習は、我を通してなかなか進まなくなり、ふと気づくと国語の偏差値が30台に落ち、全体偏差値も40台半ばになりました。志望する学校ははるか遠く、という状況の春でした。
本人に保護者会の動画を見せても、そこで説明される勉強法は上位クラスを含めた全部のクラスの生徒を対象としたもので、当然ながら個々の生徒に合うわけではありません。そこで私は校舎に電話し、国語を今後どのように進めていけばいいのか、その方法を具体的に聞きました。このときのポイントは、「次女が先生の話を直接聞ける時間帯に電話をかけること」です。なぜならば、反抗期の子どもは、たとえ「先生が言ったから、こうすれば」と親が言っても聞きません。本人が先生から直接聞かないと、「やらなければならない」とは思わないからです。それからは個別の科目の勉強法だけでなく、「家にいてもダラダラして勉強になかなか取り掛からないので、先生から生活態度を注意してください」という依頼をして、本人に直接話すようにしていただきました。
ここから成績が爆上がり!したわけではなく、成績が伸びずやきもきしていたのですが、何か言っても「はあ? うるさい」と言う次女に、私が気になることは先生を通して伝えているという安心感があり、不安は軽減されました。
サピックスは冷たいとよくいわれますが、こちら側が動けば一緒に目標に向かってアドバイスをくれます。1月の埼玉受験では、合格をもらうために冬期講習から本番までの数日間にやることを、各科目すべてにおいて具体的にアドバイスしてもらい、次女はそれを書いた紙を貼って黙々と勉強しました。また、本命受験まであと2週間という時期には、本命校合格に向けての勉強内容や併願校対策についてのアドバイスも受けました。
反抗期で本当に言うことを聞かない次女を動かすために、たびたび先生に連絡を取りましたが、これは上の2人のときにはなかったことです。先生方もその日のうちにすぐに対応してくださり、直前まで本当にお世話になりました。感謝申し上げます。
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