受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 桜蔭中学校

子どもだけでなく親も大好きなサピックス

A.Eさん お子さんの名前 Mさん

 サピックスには3年生の4月からお世話になりました。入室テスト後の体験授業が気に入ったようで、他塾も見学したなかで唯一、「絶対この塾に入りたい」と娘に懇願されました。サピックスと娘は「熱望から始まった理想的な出合い」だったんだなと、今さらながら感じます。「先生の授業や話、クラスメートの発言や反応もキレが良くて、とにかくおもしろい」と、学校行事で遅刻することはあっても、休まず、楽しく通塾していた娘を思うと、「サピックスで学ぶ」時間を与えることができて、本当によかったと心から思います。

スランプについて
 6年生になり、二度のスランプがありました。一度目は10月。夏休みはサピックス漬けの充実した毎日でしたが、秋以降、学校生活が再開されると調子が狂い、元気がなくなりました。二度目は1月半ば、娘が「桜蔭は無理かも」と弱気な発言を漏らしました。やればやるほど「これで完璧」が見えてこない桜蔭中の難問に不安が高じたのかもしれません。親が励ましても効果はなく、二度とも先生方に相談し、助言と声掛けをしていただき、乗り切れました。また、1月は「絶対合格」と書いてあるシールシートを頂き、「これは永久保存版ね」とうれしそうに飾っていました。おかげさまでメンタルは徐々に回復し、無事に2月1日を迎えられました。サピックス好きなら、先生から励ましていただくことがいちばん子どもの心に響くと思います。

志望校について
 第一志望校・第二志望校はすぐに決定したものの、1月校や第三志望校以下が曖昧なまま1月を迎えてしまったことがいちばんの反省点です。ほかの志望校も12月上旬までに決定し、問題傾向をつかんでおくことをお勧めします。そのほうが第一志望校対策に集中できます。

1月について
 冬期講習・正月特訓・SS特訓の復習など、課題が山積みで非常に忙しい月です。また、模試がないので自分の立ち位置がわからず、不安な時期でした。不幸にも祖父の急死でばたばたし、出願済みの1校が受けられないアクシデントがありました。「試験でたたかう」ことで気持ちを高め、自信を得るタイプだったので、そのことで焦りを感じているようでした。「試合をしておきたい」子には、1月早期に1校は確実に受験しておいたほうが、安心して2月1日に臨めると思います。

体調管理について
 コロナ禍なので感染症には気をつけ、睡眠も9時間確保していました。試験前日も学校の近くに宿泊したおかげで、ゆとりを持って試験会場に向かうことができました。

サピックスの先生をとにかく信じる
 とにかく先生方を信じて、些細なことも何でも相談しました。先生方は実は親よりも、子どもの気質を鋭く見抜いていらっしゃることが多く、驚きました。

最後に…
 「困ったときはいつでもご相談ください!」といつも優しく話してくれた楽しい室長先生、娘に「社会とは」を教えてくださり、「世の中」をきちんと見るように意識づけてくれた大恩人の先生、娘の生涯のあこがれの女性となったクールビューティーな先生、難解な桜蔭国語の解き方をスマートに教えてくれたプロ中のプロの先生、たくさんの優しい先生方、受付の方々、本当にありがとうございました。

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