受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 桜蔭中学校

サピックスと乗り越えたわが家の中学受験

Y.Nさん お子さんの名前 Rさん

 サピックスには、約4年という長い間お世話になりました。娘が楽しく学べる場所を探していたところ、気に入ってくれたのがサピックスでした。
 3年生のときはクラスが少ない土曜日に通いました。算数でおもしろかったこと、理科の工作や実験などの話を娘から聞きました。
 4年生からは平日の授業になり、同時にコロナ禍でオンライン授業になりました。このときは、調子をつかむのが難しかったです。
 今振り返れば、一時的にうまくいかなくても、スパイラル方式の学習スタイルに結果的に助けられました。まだ10歳前後の子どものペースは人それぞれですから、最低限の生活リズムや学習習慣、知的好奇心を維持できれば、とりあえずよいと思うことにしてよかったです。
 5年生になると通塾日が増え、体力に自信がない娘にとっては少々こたえることも出てきました。それでも、春に取りこぼした学習内容は、夏休みなどにもう一度拾い直すチャンスがありました。
 6年生になり、せっかく良い成績でスタートしたのですが、娘は新型コロナの影響で授業を数回休んだため、調子が狂いました。春の運動会や秋の音楽会の前も、家ではのんびりしたいようでした。受験生なのに漫画やピアノ、動画視聴、お絵描きにこんなに熱心で大丈夫なのかと、不安になりました。家庭内バトルを最小限にするため、最低限の家庭学習は何かと考えてできるだけ整理し、心配なことはやはりサピックスの先生に相談しました。そうすると、結果的にやらなくていいことには手を出さずに済み、取り組むべき課題が整理され、落ち着いて子どもを応援しやすくなりました。
 このように、サピックスの先生のアドバイスにたびたび救われました。一方、せっかくご教示いただいた内容をなかなか生かしきれず、申し訳ない気持ちになったこともあります。それでも、いつでも相談に乗ってくださった先生方、協力してくださった受付の方々、ありがとうございました。
 4年間を通して、主人もよく支えてくれたと思います。もともとは、中学受験を知らない夫婦です。終わってみれば、受験した学校すべてから合格を頂き、思ってもいなかったありがたい展開になりました。
 「心配事はサピックスに相談」。サピックスの先輩ママがおっしゃっていたとおりで正解でした。それから、受験は親子ともに体力が大事であるということも実感しました。
 最後に、受験を通して子どもは挑戦する強いメンタルや成長というプレゼントを頂きました。本当にどうもありがとうございました。

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