「サピックスはとても温かい塾です。学ぶ子たちにとっても、働く者にとっても」
　これは 娘が入室して最初に出席した保護者会で、校舎責任者の先生から伺ったことばです。私自身、当時はサピックスに対して厳しいシビアな塾という先入観を持っていたので、先生のちょっとした冗談だろうと感じたのを覚えています。
　娘は３年生の初めからサピックスに入室し、それ以来４年間、意欲的に通塾させていただきました。娘は先生方やお友だちとの触れ合いがうれしかったようで、本当にサピックスが大好きでした。
　先生方のご指導のおかげもあり、娘は４年生の途中から上位クラスに定着できました。あまり親が手を貸しすぎると、後々自主的に勉強に取り組めなくなると思ったため、母親が学習スケジュール作成を手伝い、父親がテキストの大切そうな箇所にマークをしてあげる以外は、娘が自分で勉強を進めていました。わからないことはサピックスの先生方に何度もご相談し、学習面だけでなく、生活面についても親子で直接ご指導を頂いたことがあります。真摯にご指導くださる先生方の温かいまなざしを、娘にもずっと記憶に刻んでいてほしいと思っています。また、娘は５年生の途中から６年生の最後まで、質問教室に通い続けました。すばらしい先生方から、より身近にご指導をいただくことができ、親としても本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。
　６年生の夏期講習から受験まで、娘は私どもも驚くほどの努力を積み重ねたと思います。秋以降のサピックスオープン、マンスリーテストの結果も安定しました。６年生になってからは、娘は完全に自分一人で勉強を進めていましたが、ＳＳ特訓が始まってからはテキストの量が増えたので、「さすがに小学生独力では管理が難しい」と判断し、親としてもテキストの整理、過去問の準備など、サポートの範囲を広げました。６年生の６月以降の組分けテストやマンスリーテスト、サピックスオープンで間違った箇所、志望校の過去問、ＳＳ特訓のテキストを繰り返し解いていたことが、秋以降に成績が安定した要因だったと思います。そして１月～２月には、娘の努力を認めてくださった中学校から合格を頂くことができました。
　４年間を振り返り思うのは、サピックスはやはり温かい学び舎だったということです。ご指導してくださった先生方、お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。