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最新中学入試情報
進学校 ▶ 浦和明の星女子中学校
娘の成長
H.Fさん ●お子さんの名前 Sさん
中学受験が終わった2月下旬、今の娘は、私の理想とする状態にあります。なぜなら、起床後に「基礎力トレーニング」をやってから学校に行き、帰宅後は休憩してから、以前やったテキストを自主的に学習しているからです。それは、受験期に待ち望んだ「みずから学ぶ姿勢」です。受験を機に「やる気スイッチ」が入ったのです。この「みずから学ぶ姿勢」を手に入れたことは、中学受験が大成功に終わった、そして、これからの明るい未来に向かってスタートできたという証しです。
娘は3年生の夏期講習から入室しました。4年生になり、自宅でテキストの丸付けをすると全問正解で、「さすがサピックス」などとのんきに思っていましたが、テストでは成績が下がって疑問を抱いていたころ、コロナ禍で休講中だったこともあって、サピックスの先生からお電話を頂きました。娘に伝えると、「答えを見ていました」と白状しました。それは、本当にショックな出来事でしたが、「自分の子だけは、悪いことをしない」と盲目的に思っていた自分を反省する材料になりました。また、娘自身も「何も意味がなかったし、一つも自分のためにならない」と自覚することができました。
6年生になってもサピックスのない日の学習は難しく、反抗期ということもあり、少しでも勉強について声掛けすると、やめてしまうので、思うように進みませんでした。親としては、このままではいけないと焦りました。最初の保護者個別面談のとき、先生から「算数がまずいです。間違えてはいけない間違え方をします。第一志望校に入学できても、その後が大変です。まず、質問教室を活用して自分で理解し、自分の力で解けるようにしなければ」というアドバイスを頂き、私も落ち着くことができました。交換日記のように毎朝の「『基礎トレ』ノート」を先生に添削していただき、一緒に時間割のような学習プランを作ってもらいました。先生からの絵付きの添削に喜び、毎朝の「基礎力トレーニング」を習慣づけることができました。時間割のような学習プランは実行されず、新たに夏期講習の算数のやり直し、「基礎トレ」のやり直しの課題が出ました。娘は直前期になり、「算数の自分の苦手な部分がよくわかった。おもしろくなってきた」と、やる気を見せるようになりました。受験までは、親子げんかもたびたびありましたが、先生はまるで見ていたかのようなタイミングで、ノートにアドバイスを書いてくるので、娘も目を丸くしていました。
親は、志望校を変更したほうがよいのかと何度も悩みましたが、先生と娘だけは、ぶれることなく目標を高く維持して進んでくれました。また、言うことを聞かない娘に、「心を強くすることはサピックスでは教えられないので、大切に接してあげてください」と言っていただきました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
最後に、皆さまに一つだけアドバイスを。「サピックスを信じてがんばることがいちばんの近道です」
2023年度中学入試 受験体験記 |
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